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プライベート型VDIで中小企業の迅速なテレワーク導入を支援――日立、「かんたんPrivate DaaS支援パック」を提供開始
日立製作所は、新型コロナウイルス感染症拡大防止策としてテレワークの導入を検討している中小企業向けに、プライベートクラウド型のVDI(仮想デスクトップ)サービス「かんたんPrivate DaaS支援パック」の提供を開始した。年間契約を締結した新規顧客は、最大半年間、無償で利用できる。
日立製作所(以下、日立)は2020年4月22日、テレワーク環境の迅速な導入と立ち上げを支援する中小企業向けのVDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)サービス「かんたんPrivate DaaS支援パック」の提供を開始した。新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、テレワークの導入など、事業継続への対策が迫られている中小企業への支援策として、年間契約を締結した新規顧客を対象に、最大半年間、無償で提供する。
かんたんPrivate DaaS支援パックは、従来大規模企業向けに提供してきたVDIサービス「かんたんPrivate DaaS」を、中小企業向けの支援サービスとセットで提供するもの。今回の緊急対策だけでなく、中長期的なBCP(事業継続計画)対策を視野にテレワーク環境の導入を検討する中小企業への支援策となるように、スモールスタートから利用できる導入支援策や、柔軟な課金メニューを追加するとともに、新たなストレージ製品の採用により、プラットフォームの強化も図った。
中小企業のテレワー導入を迅速化するサービスとは?
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