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ポストコロナの「国内クライアント仮想化市場」の行方は? 3つのシナリオで予測――IDC Japan
IDC Japanによると、2024年までの「国内クライアント仮想化ソリューション市場」は、コロナ禍による経済、社会、ICT市場全体への影響を考慮すると、「基本」「楽観」「悲観」の3つのシナリオが考えられるという。増加が見込まれる在宅勤務需要を捉えることが、市場成長のカギになりそうだ。
IDC Japanは2020年6月2日、2020〜2024年の「国内クライアント仮想化市場」についての予測を発表した。
今回の予測では、同市場の2019年の実績を基に2020年3月時点のIDCのGDP成長率予測と前提条件を考慮した。さらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって経済、社会、ICT市場全体が影響を受けることを考え、「基本シナリオ(Baseline)」「楽観シナリオ(Optimistic)」「悲観シナリオ(Pessimistic)」の3つのシナリオで予測を行った。
「クライアント仮想化ソリューション市場」は今後どのシナリオをたどるのか?
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