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モノタロウ、新設物流センターに日立の自動搬送ロボット400台を導入、3倍超の業務効率化へ
工業用間接資材通販大手のMonotaRO(モノタロウ)は、兵庫県に新設する同社最大規模の物流倉庫に、日立製作所の小型無人搬送ロボット「Racrew」などの設備一式と倉庫制御システムを導入する。人手によるピッキング業務に比べて3倍超の作業効率向上を見込む。
日立製作所(以下、日立)は2020年8月25日、工業用間接資材の通信販売を手掛けるMonotaRO(以下、モノタロウ)が新設する大規模物流倉庫「猪名川ディストリビューションセンター(仮称)」向けに、小型無人搬送ロボット「Racrew(ラックル)」約400台を含む搬送設備一式と「倉庫制御システム(WCS)」を受注したと発表した。
兵庫県川辺郡猪名川町に開設される同センターは、延床面積が約13万平方メートルで、モノタロウが運用する物流倉庫の中では最大規模。日立は、この搬送設備と制御システムを一括して2022年3月に納入予定としている。
新設物流センターの要となる「自動搬送ロボット」とは?
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