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国際基督教大学が「Arcserve UDP Cloud Hybrid」を導入 遠隔地バックアップでBCP対策を強化
国際基督教大学は、大規模災害などに備えてBCP対策を強化するため、遠隔バックアップ/災害対策サービス「Arcserve UDP Cloud Hybrid」を導入した。授業支援システム、教務システムなどを運用する学内システムのバックアップをクラウドに複製し、可用性を高めた。
arcserve Japan(以下、Arcserve Japan)は2020年8月27日、国際基督教大学(ICU)がクラウドバックアップサービス「Arcserve UDP(Unified Data Protection)Cloud Hybrid」を活用してBCP(事業継続計画)対策を強化したと発表した。
Arcserve UDPによるICUのバックアップ強化策とは?
ICUでは2011年の東日本大震災をきっかけに、授業支援システム、教務システムなどを運用する学内システムの物理サーバを「VMware vSphere」による仮想化環境に移行した。2017年には、統合バックアップ/リカバリーソリューション「Arcserve UDP」がプリインストールされたバックアップ用サーバ「Arcserve UDP Appliance」を導入し、仮想化システム基盤(HCI)を構築。併せて、災害時のBCP対策として、同一基盤を校内の2箇所に構築し、学内システムを2重化した。
その後、将来的に起こり得る大規模な自然災害に備えてさらにBCP対策を強化する必要があるとの考えから、クラウドによる遠隔地バックアップを検討。既にArcserve UDP Applianceを利用し、日々の運用に慣れ親しんでいたことから、Arcserve UDP Cloud Hybridを導入した。
構築、運用の“手間なし”でシステムの可用性を強化
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