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行政手続オンライン化へ、高松市が取り組み開始 NTT ComやNECらと協力:”電子政府”を目指す
香川県高松市は、市の行政手続のオンライン化を推進する取り組みを開始した。NTT Com、NECらと共同で、行政手続の実態を把握する調査、分析を行い、2021年度以降のデジタル・ガバメントの推進に向けた実行計画案策定に活用する。
香川県高松市は2020年9月29日、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、NEC、STNetと共同で、市の行政手続のオンライン化に向けた活動を開始すると発表した。
同市は、2017年に産学民官の連携のもと、官民データの効果的な利活用を推進(スマートシティ化)する目的で「スマートシティたかまつ推進協議会」を設立している。
今回、同協議会内に「デジタル・ガバメント推進特別ワーキンググループ」を設置し、行政手続のオンライン化に向けた検討に着手した。
検討に当たり、NTT Com、NEC、STNetとともに「手続棚卸タスクフォース」(以下、棚卸TF)を結成。今後、具体的な活動を開始する。
官民連携で行政手続のオンライン化を推進
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