ニュース
不確実な時代に求められる新しいセキュリティリーダーとは――ガートナーが提言
ビジネス環境が大きく変化する中、企業のセキュリティを担うセキュリティリーダーに求められる役割は変化しつつあるという。不確実な時代にこそ求められる新しいリーダーシップの獲得に向け、留意すべき3つのポイントとは?
ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2020年11月26日、これからの時代に求められる新しいセキュリティリーダーシップの在り方について発表した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でビジネス環境は大きく変化し、企業は多くの不確実性に直面することになり、セキュリティリスクもこれまで以上に予見しづらい状況になった。
ガートナーでは、不確実性が高まっている時代だからこそ、セキュリティリーダーに求められる役割は変化しつつあると説明。未来のセキュリティに向けて意欲的に取り組むためにはどうすべきか、新しい形のセキュリティリーダーシップ像とはどのようなものなのかについて、今のうちに追求しておく必要があるとしている。
新しい時代のセキュリティリーダーを目指すに当たって留意すべきポイントとして、ガートナーは次の3つを挙げている。
1. 皆がよく知っている言葉に置き換える――“認識のズレ”を作らない
関連記事
- 「ビジネスリスクを語れるセキュリティリーダーは10人中4人」――Tenableが調査結果を発表
各国の企業でDXが進んでいる。しかしビジネスリーダーとセキュリティリーダーの連携には課題が残り、連携ができている組織とそうでない組織との差が開きつつあるという。 - 改正個人情報保護法を機に、企業が取り掛かるべき「セキュリティとプライバシーの取り組み」とは――ガートナー提言
ガートナー ジャパンによると、個人情報保護法改正を機に、国内企業はセキュリティとプライバシーに関する取り組みを見直すべきだという。重点を置くのは「個人の権利」「事業者の守るべき責務」「データ利活用に関する施策」「ペナルティー」4つのポイントだという。 - コロナ禍に便乗する脅威に対抗 ガートナーがセキュリティの最重要課題を発表
ガートナー ジャパンによると、2020年は世界的なパンデミックの状況に乗じて脆弱性を突く新たな攻撃が顕在化した。進化する脅威に俊敏に対応するには、エンドポイントの保護と検知/対応機能を組み合わせたソリューションの活用が望ましいという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.