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クラウド介護ソフト「トリケアトプス」、コンテナ化とCI/CDでシステム基盤を強化
岡谷システムは、サービス提供の迅速化と効率化に向け、「IBM Cloud」上で運用するクラウド型介護業務支援ソフト「トリケアトプス」のシステム基盤をコンテナ化で刷新。CI/CDのアプローチも取り入れ、柔軟かつ高可用なシステム基盤を整備した。
岡谷システム、日本IBM、セントラルソフトサービス(以下、CSS)は2020年12月15日、岡谷システムのクラウド型介護業務支援ソフト「トリケアトプス」のコンテナ化を完了し、2020年10月に運用を開始したと発表した。
トリケアトプスは、介護保険サービスと障がい福祉サービスに対応した介護事業所向けのSaaS(Software as a Service)型業務支援システム。介護に関する計画/実績管理、各種保険などの請求、介護職員のスケジュール管理などの業務を一元的に支援する。
岡谷システムでは、柔軟なサービスの提供に向け、2014年にトリケアトプスのシステム基盤としてIBMのパブリッククラウド「IBM Cloud」を採用し、クラウド化を進めてきた。昨今は、法改正への対応の他、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを心配する高齢者の施設利用控え、通所介護から訪問介護への切り替えなどによる介護の在り方の多様化に対応するため、サービス提供の迅速化と効率化に向けたシステム刷新を必要としていたという。
コンテナ化とCI/CDのアプローチで実現した クラウドの強化策とは?
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