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DX人材が欲しければ従業員エンゲージメントを高めよ 向上を図る3つの要素は
ガートナーは、新時代のITやデジタル人材戦略に関する展望を発表した。人材市場の逼迫(ひっぱく)が叫ばれる中、DXを推進する人材を確保するためには従業員エンゲージメントを重視したIT人材戦略が必要になると同社は予測する。
ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2021年3月22日、新時代のITやデジタル人材戦略に関する展望を発表した。
ガートナーによると、過去数年にわたって深刻化している質的な面での人材不足の原因は、既存人員のスキル転換と配置最適化の遅れ、専門人材の少なさが関係しているという。
同社の足立祐子氏(ディスティングイッシュト バイス プレジデント ガートナー フェロー)は、「国内のCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)は現在、既存システムの改善や運用保守とデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を両立させるという厳しい課題に直面している。だが人材市場の逼迫(ひっぱく)状況が急速に緩和される見込みはない」と述べる。
CIOは、こうした状況において、限られた中から最大のパフォーマンスを発揮できる人材を選びソフト面の環境を整備することで、人材不足の難局を乗り越えてDXの実現に向けて取り組むべきだ。
従業員のパフォーマンスを高めるために、企業が実施すべき3つの要素とは
上記に挙げた課題の解決を図るには、従業員エンゲージメントを重視したIT人材戦略が必要になる。ガートナーによると、従業員エンゲージメントの強化は、従業員の働く意欲や意識、パフォーマンスの向上につながる可能性が高いという。
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