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コロナ禍が銀行のリスクマネジメントに与えた影響は SASが調査レポートを発表

SASは、調査レポート「From Crisis to Opportunity : Redefining Risk Management」を発表した。銀行のシニアエグゼクティブを対象に、リスクマネジメントの実態を調査した。コロナ禍によって銀行の危機管理はどのように変化したのか。

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 SAS Institute Japan(以下、SAS)は2021年6月10日、調査レポート「From Crisis to Opportunity : Redefining Risk Management」(危機から機会へ:リスク・マネジメントの再定義)を発表した。

 同調査は、24カ国の銀行のシニアエグゼクティブを対象にリスクマネジメントに関する結果をまとめたものだ。銀行におけるリスクマネジメント推進の実態がコロナ禍によって浮き彫りになった。

 SASによれば、銀行のリスクマネジメントに影響を与える最大の要因は、法的要件ではなくパンデミックだという。これによって銀行のリスクマネジメントインフラは限界を迎えており、銀行はストレステストや影響評価、シナリオ分析などに向けたデータ、モデル、プロセスの再調整を迫られているという。

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