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"IT部門は御用聞き"なんて言わせない 旧態依然の組織文化を変革する3つのポイント

旧態依然の組織文化から脱却するためにIT部門ができることは何だろうか。ガートナーのアナリストが組織文化の変革を実現する3つのポイントを語った。

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 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向けて、「脱PPAP」や「脱ハンコ」を実践し、旧態依然とした組織の慣習や仕組みからの脱却を目指す企業もある中、組織の生産性を阻害する働き方やメンタルモデル、企業文化を変革する手法「チェンジマネジメント」に注目が集まっている。

 特に開発現場のチームリーダーやアプリケーションリーダーは、リーダーシップを発揮してチームメンバーのモチベーションやパフォーマンスを向上させる新たな組織文化をデザインする必要がある。これを実現するために重要なポイントとは何なのか。デジタルリーダーに向けて組織文化の変革を実現する3つのポイントを解説する。

本稿は、ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)が主催する「ガートナーアプリケーション・イノベーション&ビジネス・ソリューションサミット」(2021年6月21〜22日)の講演「デジタル・トランスフォーメーションを成功に導く組織文化の変革の進め方」の講演内容を基に構成した。

DXに必要な組織文化の変革、目標をどのように設定するか?


ガートナー 藤原恒夫氏

 組織文化を変革をする上で、まずやるべきことは目標の設定だ。ガートナーの藤原恒夫氏(リサーチ&アドバイザリ部門 CIOリサーチ バイス プレジデント、アナリスト、ガートナーフェロー)は、「現代は不確実性が非常に高い。従来の完璧主義な文化から、デジタル時代に合った文化に変革する必要がある」と話す。同氏によれば、変革の目標として以下の5つを掲げる組織が多いという。

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