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分析と意思決定はなぜ分断するのか? 「データピープル」「データカンパニー」の条件(1/2 ページ)

いくら優秀なデータ分析ツールがあっても、データソースやビジネスプロセスが旧態依然の混沌の中では組織は変わらない。ヤフージャパンにおけるサービス開発でのデータ活用の実践例から、これから求められる「データピープル」「データカンパニー」の条件を読む。

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 Tableauは2021年7月14日、オンラインイベント「Tableau Live Japan」を開催した。基調講演ではSalesforce「Customer 360」との関係や今後の見通しの他、TableauユーザーであるZホールディングスにおけるデータ分析人材拡大の状況や社内でのスキル育成の取り組みに関する話も聞けた。

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2021年春にTableauのCEOに就任したマーク・ネルソン氏はビデオメッセージを寄せ、「Salesforceの一員として、『Salesforce Customer 360』と『Tableau』が連携することはデータの民主化にとって大きな力になり、自分もワクワクしている」とコメントした(Tableau Live Japan配信映像より抜粋)

「データピープル」「データカンパニー」の条件 分析と意思決定の分断を解消する方法

 講演冒頭、Tableauカントリーマネージャーの佐藤豊氏はTableauの新たな戦略について説明した。

 コロナ後の新しい世界では、「全ての人がデータを分析できる『データピープル』になり、全ての企業が『データカンパニー』にならなければいけない」と佐藤氏は言う。「その実現のためには、データ分析をあらゆるビジネスのフローに組み込む必要がある。そして、データ分析のメリットを全ての従業員が享受できることが重要だ」(佐藤氏)

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