ニュース
Log4jの脆弱性を突く攻撃はまだ収束せず ハニーポットの観測結果
Doctor Webがハニーポットで観測されたLog4jの脆弱性を狙うサイバー攻撃の動向について報告した。活発な活動が観測された時期や現在の攻撃の状況が明らかになっている。
2021年12月に入ってから広く知られるようになったApache Log4jの一連の脆弱(ぜいじゃく)性(通称「Log4Shell」、関連記事)は、この10年で見てもかなり深刻度の高いものだと分析されている。任意のコード実行やサービス運用妨害(DoS:Denial of Service)を引き起こし、情報漏えいも仕掛けられるとされる。アンチウィルス製品の開発元であるDocter Webは2021年12月27日(現地時間)、ハニーポットの一つで観測した「Log4Shellを利用したサイバー攻撃」の件数を公表した。特定の期間に集中して攻撃が観測された他、現在も収束していない状況が明らかになった。
ハニーポットが捉えたLog4j脆弱性を突く攻撃の件数は
関連記事
- Apache Log4jにCVSSスコア「10.0」の脆弱性 国内で悪用を試みる通信も確認
Apache Log4jに任意コード実行の脆弱性が明らかになった。利用されているJavaシステムが多いことから影響範囲の広さが懸念されている。現状ではまだ不明点が多いが、すでに脆弱性を狙ったハッキングが確認されており、継続的な情報収集と対応が求められる。 - 休暇の前に必ずチェックしておきたいLog4jの脆弱性情報まとめ、JPCERT/CCが提供
JPCERTコーディネーションセンターがLog4jの脆弱性に関する情報のまとめページを公開した。影響を受ける可能性がある場合は必ず確認しておきたい。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.