ニュース
スギ薬局が「品揃え最適化AI」運用開始 売り上げを向上させる「棚割り」をAIが実現
エクサウィザーズとスギ薬局は「品揃え最適化AI」の運用を開始した。AIを活用して属人化を防ぎつつ売り上げを向上させるべく、陳列商品を最適化する。
エクサウィザーズとスギ薬局は2022年1月5日、小売業向けに共同開発した「品揃え最適化AI」の運用を、調剤併設型ドラッグストア「スギ薬局」で開始したと発表した。
小売業における課題を解決する「品揃え最適化AI」の2つの機能とは?
品揃え最適化AIは、商品を陳列棚のどこに置くかを計画する「棚割り」に向けた品揃えパターンの作成業務をAI(人工知能)で標準化することで効率化と売り上げ増加を図る。
同AIの機能は次の2つだ。
関連記事
- ローソンが店舗におけるDX推進でマイクロソフトと協業 AIを活用した「売れる店舗」作り
マイクロソフトとローソンが店舗のDXの取り組みで協業する。AIが分析したデータを参考に顧客が買いやすい売場を作り、利益向上を図る。 - 小売業者で進む物流ロボット導入 背後にオンライン注文増加の“ジレンマ”か――Gartner
大手小売業者の間で、物流拠点で業務を自動化するロボットの導入が拡大しているという。中には導入範囲の拡大を見越し“ロボット専門部門”の設立に動く企業もある。技術の活用が急速に進む一方、原因であるオンライン販売の増大がもたらした“ジレンマ”とは。 - 複数店舗同時スマートストア化のオペレーション支援サービスが登場 導入スピードの30%短縮も
セルフレジやキャッシュレス決裁、ECサイトとの連携など、小売業界では店舗のスマートストア化を進める動きが盛んだ。ここで課題になるのは複数の店舗でいかに短期間でサービスを開始するかだ。ソリューション提供ベンダーだけでは対応しきれないこの課題を解決するサービスが登場した。 - ロボットの荷降ろしやピッキングの正確性を向上 東芝が開発した画像認識AIの実力
東芝は、通常のカメラで撮影した画像から、不規則に積み重なった物体の個々の領域を高精度に推定するAIを開発した。物体の形などの特徴を基に、他の物に遮られて部分的にしか見えなくても、その物体が実際にそこにあるということを認識する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.