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「ランサムウェアの侵入防止は不可能」とセキュリティ企業が指摘 “検出”と“耐性”に焦点を

セキュリティ企業のExtraHop Networksがランサムウェア攻撃に関する調査レポートを公開した。同社は調査結果を踏まえて「ランサムウェア攻撃を仕掛けるためのネットワークへの侵入を完全に防止するのは不可能だ」と指摘する。

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 2021年はランサムウェア攻撃を実行するサイバー攻撃者にとって画期的な年だった。重要インフラストラクチャや大規模サプライチェーンを標的にしたランサムウェア攻撃の成功、記録的な身代金要求額の更新など注目のインシデントが多発した。

 そして好ましくないことに、この深刻な状況は2022年も継続する可能性がある。ネットワークセキュリティ企業のExtraHop Networksは、これまでのランサムウェア攻撃を分析した調査結果を公開した。


ExtraHop Networksはランサムウェア攻撃に関するレポートを公開した(出典:ExtraHop NetworksのWebサイト)

ランサムウェアの侵入防止は不可能? 検出拡大と耐性の確立に焦点を

 ExtraHop Networksが公開したレポートは、ランサムウェア攻撃に関する記録的なインシデントや注目すべき事例、大規模な被害などをまとめている。レポートによれば、2016年以降、米国司法省の推定では毎日4000件以上のランサムウェア攻撃が仕掛けられている。この数値は過小評価されたもので実際にはさらに多いと考えられている他、過去1年半でこの状況はさらに大きな変化を迎えたとされている。

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