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VMware Carbon Black App Controlに「緊急」の脆弱性 迅速なアップデートを
VMware Carbon Black App Controlに複数の脆弱性が見つかった。深刻度は「緊急」に分類されており注意が必要だ。該当製品を使用している場合には直ちにアップデートしてほしい。
VMwareは2022年3月23日(現地時間)、エンドポイント脅威防御ソリューション「VMware Carbon Black App Control」に2つの脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2022-22951、CVE-2022-22952)が見つかったと報告した。
これらの脆弱性は深刻度が「緊急」(Critical)に分類されており、悪用されればリモートから攻撃者によってOSコマンドを実行されたり、任意のコードを実行されたりする危険性がある。
脆弱性が存在するバージョンと解決方法
脆弱性に関する詳細は以下のページを確認してほしい。CVE-2022-22951は、OSコマンドインジェクションの脆弱性で、CVSSv3スコア 9.1で深刻度は「緊急」(Critical)に当たる。CVE-2022-22952は、ファイルアップロードにより任意のコードを実行する脆弱性でCVSSv3スコア 9.1で深刻度は「緊急」(Critical)に該当する。
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