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堅調な成長の背景にある企業戦略とは? IDCが国内パブリッククラウドサービス市場を予測
IDC Japanは、国内パブリッククラウドサービス市場の予測を発表した。2021年の市場規模は、対前年比28.5%増の1兆5879億円。2026年は、2021年比約2.4倍の3兆7586億円になると予測する。
IDC Japan(以下、IDC)は2022年3月31日、国内パブリッククラウドサービス市場の予測を発表した。2021年の市場規模は、対前年比28.5%増の1兆5879億円となった。同社は2021〜2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を18.8%と見込み、2026年の市場規模は2021年比約2.4倍の3兆7586億円になると予測する。
ユーザー企業に広く浸透した戦略
2021年の国内のパブリッククラウドサービス市場は堅調に推移した。その背景として、従来型ITからクラウドへの移行に関するベストプラクティスが、ITベンダーやユーザー企業に蓄積されており、移行プロジェクトの期間が短縮される傾向があることをIDCは指摘する。
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