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DX推進「出島」方式はなぜ消えた? 失敗があぶり出した経営と現場の温度差Weekly Memo(2/2 ページ)

全社でDXに取り組み始めたものの、どうすれば成果を挙げられるのか。こんな暗中模索の企業も少なくないのではないか。日本IBMのDXコンサルタントから聞いた話を基に、その解決策について考察したい。

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本質的なDXの推進には「自分ごと化」が不可欠

 「意識変容機会の醸成」と「支援体制の整備」を促進するには、具体的にどうすればよいか。それを示したのが表1である。

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表1 企業がDXで成果を挙げるための「処方箋」(出典:日本IBM「The DX Forum」のセッション資料)

 表1のポイントを説明しよう。まず、最も重要なのは「目指す方向性」を明確に示すことだ。それも抽象的な表現ではなく、「DXに取り組んだ“先にある”実現したい姿」をできるだけ具体的に描写することが肝要だ。

 将来像を明確に描いたならば、次に取り組むべきなのは大きく2つある。

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