ニュース
AIの利用割合が17.5ポイント増加 その利用目的は?
IDCは、国内の企業ユーザーを対象としたAIシステムに関する調査結果を発表した。AIシステムを利用する日本企業の割合が前年比で17.5ポイント増加したことが判明した。
IDC Japan(以下、IDC)は2022年4月19日、「2022年 国内AIシステムに関する企業ユーザー調査」の結果を発表した。同調査は日本企業511社に勤務し、AI(人工知能システムの利用状況を把握する企業の担当役員や管理職、情報システム担当者などを対象に実施された。
企業はAIシステムを何に使っている? 1社当たりの平均利用数も判明
同調査によると、「全社的または事業部門単位で利用している」と回答した企業の割合は53.1%で、前年と比べて17.5ポイント増加した。
2018年以降に実施された同調査では実利用とPoC(概念実証)の合計の割合が増加しており、POCが一定数の割合で存在し続けていることが分かる。
関連記事
- 今後5年間で企業支出が最も伸びるAIソリューションは? IDCが予測
IDCが今後5年間にわたるAI市場についての予測を発表した。市場全体で2桁成長が続く中、最も企業支出が伸びるカテゴリーは何か。 - ポストコロナを見据えたIT投資が活発化、IDCがユーザー企業調査
IDC Japanは「2022年 国内ユーザー企業調査:産業分野別/企業規模別/地域別 IT投資動向と課題」を発表した。調査結果から、COVID-19対策へのIT投資が一巡し、ポストコロナを見据えた分野への投資に舵を切る企業の増加が伺える。 - 国内IoT市場は2026年に9.1兆円規模へ スマートホームやテレマティクス保険などがけん引――IDC予測
IDC Japanによると、国内IoT市場の向こう5年間の年成長率は9.1%と堅調な見通しだ。市場をけん引するIoT活用ニーズとは? - 堅調な成長の背景にある企業戦略とは? IDCが国内パブリッククラウドサービス市場を予測
IDC Japanは、国内パブリッククラウドサービス市場の予測を発表した。2021年の市場規模は、対前年比28.5%増の1兆5879億円。2026年は、2021年比約2.4倍の3兆7586億円になると予測する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.