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F5 BIG-IPの脆弱性を利用するサイバー攻撃を確認 直ちにアップデートを
F5のBIG-IPを使用している場合には注意が必要だ。BIG-IPに深刻度「緊急」に分類される脆弱性が報告された。既にアップデートが提供されているため迅速に適用してほしい。
豪サイバーセキュリティセンター(ACSC)は2022年5月9日(現地時間、以下同)、F5製の負荷分散装置「BIG-IP」の脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2022-1388)を悪用したサイバー攻撃を確認したと伝えた。
CVE-2022-1388を悪用されれば、影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされており注意が必要だ。
影響を受けるプロダクトとバージョンは?
F5は2022年5月4日、BIG-IPの複数のバージョンに脆弱性が存在するとして以下のセキュリティアドバイザリを発行している。
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