ニュース
VMwareの複数製品にCVSSv3スコア9.8の脆弱性 早急な対応を
VMware製品に複数の脆弱性が見つかった。既にサイバー攻撃に悪用されているものとは別の脆弱性であることに加え、CVSSv3スコア9.8に該当する脆弱性もあるため迅速に対処してほしい。
VMwareは2022年05月18日(現地時間)、同社のブログで複数のVMware製品に「緊急」(Critical)および「重要」(Important)に分類される脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2022-22972、CVE-2022-22973)が存在すると伝えた。同社製品を使っている場合には直ちに確認し、アップデートを適用してほしい。
VMware製品については、米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が同日、以下の製品でリモートコード実行の脆弱性(CVE-2022-22954)とrootへの特権の昇格の脆弱性(CVE-2022-22960)を報告している。
- VMware Workspace ONE Access
- VMware Identity Manager(vIDM)
- VMware vRealize Automation(vRA)
- VMware Cloud Foundation
- vRealize Suite Lifecycle Manager
これらは今回発見されたCVE-2022-22972、CVE-2022-22973とは別の脆弱性だが、既にサイバー攻撃への悪用が確認されているため、併せて迅速な対処が求められる。
CVSSv3スコア9.8の脆弱性も 該当のVMware製品は?
関連記事
- Apple製品に複数の脆弱性 既にサイバー攻撃への悪用を確認済み
AppleのOSで複数の脆弱性が見つかった。特にmacOS Big SurやwatchOS、tvOSでは今回修正された脆弱性を利用したアクティブなサイバー攻撃が確認されている。 - Google PlayにVPNアプリを装う“偽アプリ”が混入 インストールを避けるには?
Google Playで200以上のスパイウェアが発見された。これらの偽アプリをインストールするとFacebookの認証データや暗号通貨関連の鍵を窃取される可能性があるため注意が必要だ。 - Apache Tomcatに情報漏えいを引き起こす脆弱性 迅速なアップデートを
Apache Tomcatに深刻度が「重要」(High)に分類される脆弱性が見つかった。実装によっては脆弱性の影響を受けない可能性があるが、アップデートが提供されていることから迅速に適用してほしい。 - 異例の対応? CISAがカタログに追加した脆弱性を一度取り下げた理由
CISAは「既知の悪用された脆弱性カタログ」に追加した脆弱性について、一時的に登録を解除するという異例の措置を発表した。なぜ同脆弱性は取り下げられたのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.