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データ活用準備工程を10分の1に短縮、三菱重工がインフォマティカで「データ統合マネジメント基盤」を構築
三菱重工業は、インフォマティカのソリューション群でグループ全体のデータを統合する「データ統合マネジメント基盤」を構築した。データ連携と分析の手段をグループ内で共通化する。
インフォマティカ・ジャパン(以下、インフォマティカ)は2022年6月23日、同社のソリューション群を三菱重工業が導入したと発表した。三菱重工業(以下、三菱重工)は同ソリューション群で、グループ全体のデータを統合する「データ統合マネジメント基盤」を構築し、データ連携と分析の手段をグループ内で共通化する。同施策によって迅速な意思決定とコスト削減を促進し、市場競争力と収益力の向上を目指す。
準備工程を10分の1に短縮する分析基盤とは?
発電プラントなどの社会インフラや航空・宇宙機器などを手掛ける三菱重工では、グループ各社が部門ごとに異なるデータ基盤とツールを運用しており、複数の業務部門にまたがったデータ分析に膨大な工数がかかっていた。データの収集や可視化、加工、分析にかかる時間の短縮や、複数のデータ基盤とBI(Business Intelligence)ツールによるコスト増加への対応が課題だった。
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