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CO2排出量の予測と可視化を可能に NTT ComがSDPFクラウド/サーバの機能を拡充
NTT Comは、政府が目指す2050年のカーボンニュートラルに向け、自社と顧客のGX(グリーントラストフォーメーション)を進めるべく、SDPFクラウド/サーバの機能を拡充する。リソース容量などからCO2排出量を予測するシミュレーション機能と、CO2排出量を可視化するダッシュボード機能を提供する。
NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2022年7月21日、「Smart Data Platform(SDPF)クラウド/サーバ」で、二酸化炭素(CO2)排出量を予測、可視化する機能を提供すると発表した。リソース容量などからCO2排出量を予測するシミュレーション機能を同年7月29日に、CO2排出量を可視化するダッシュボード機能を同年9月下旬に提供開始する。いずれも利用料金は無料だ。
カーボンニュートラルに向けたGXの2つの軸は?
SDPFはデータの収集や蓄積、管理分析といった機能をICTインフラも含めてワンストップで提供するNTT Comのサービスだ。顧客がSDPFクラウド/サーバで利用するサーバやストレージといったリソースと、NTT Comのデータセンターが消費する電力に基づいて同社独自の算出方法でCO2排出量を計算する。
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