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日本オラクルの新クラウドアプリ事業戦略は「深化」 産業別のモダナイズ支援体制を強化
日本オラクルは企業のDXを支援するためにビジネスプロセス全体のデジタル化を重点施策に置く。日本オラクルの次のクラウドアプリケーション事業戦略を聞いた。
日本オラクルは2022年8月8日、「クラウド・アプリケーション事業戦略説明会」を開催し、同社の善浪広行氏(常務執行役員)が日本オラクルのクラウド・アプリケーション事業に関する最新動向と2023年度の重点施策について話した。
2023年度の重点施策とは
日本オラクルは2023年度に向けて「ミッションクリティカル・システムの近代化」「ビジネスプロセス全体のデジタル化」「安心、安全で、豊かな暮らしを支える社会公共基盤の実現」「社会・企業活動のサステナビリティを加速」「ビジネスパートナーとのエコシステムを強化」の5つの重点施策を掲げる。
善浪氏はこれらの重点施策に対し「日本オラクルの重点施策は2022年度から大きく変わらない。これまで行ってきたことをより深く実施し、ユーザーとパートナーを力強く支援する」と話す。
重点施策を深化させるための取り組み
日本オラクルは5つの重点施策を深化させ、ユーザーやパートナー、社会に貢献するために以下の4つに取り組む。
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