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地方銀行が勘定系システムをクラウド移行する狙いは? 紀陽銀行が「BankVision on Azure」採用金融DX

紀陽銀行がBIPROGYのオープン勘定系システム「BankVision on Azure」を採用した。人口減少や地域経済の再活性化に向けたビジネスモデルの変革が喫緊の課題となっている地方銀行がクラウド移行する狙いとは。

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 日本マイクロソフトは2022年8月23日、紀陽銀行(和歌山県和歌山市)がBIPROGYが提供するオープン勘定系システム「BankVision on Azure」を採用したと発表した。

勘定系をクラウド移行 その狙いは?

 BankVision on Azureは、Windowsで稼働するオープン勘定系システム「BankVision」のクラウド版だ。紀陽銀行は2010年5月にBankVisionを採用し、これまで運用してきた。BankVision on Azureに移行するに当たって、クラウドの利点を享受できる構成、運用とするため、同行とBIPROGY、日本マイクロソフトが一体となって議論を重ねて移行プロジェクトを推進した。移行するクラウド環境はIaaS(Infrastructure as a Service)だ。

 紀陽銀行はBankVision on Azure導入によるクラウド移行の狙いについて、次のように述べる。

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