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VMware Workspace ONE AssistにCVSSv3スコア9.8の脆弱性 直ちに対策を
VMwareのリモートサポートソリューション「VMware Workspace ONE Assist」にCVSSv3スコア9.8に該当する複数の脆弱性が見つかった。これらを悪用されると影響を受けたシステムの制御権を乗っ取られる可能性があるため注意してほしい。
VMwareは2022年11月8日(現地時間)、同社のブログでリモートサポートソリューション「VMware Workspace ONE Assist」に複数の脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると発表した。
これらの中には、CVSSv3スコア9.8に該当する「緊急」(Critical)の脆弱性が複数含まれている。該当製品を使用している場合、直ちに情報を確認するとともに迅速なアップデートの適用が求められる。
CVSSv3スコア9.8の脆弱性の詳細は?
脆弱性の影響を受けるバージョンは以下の通りだ。
- VMware Workspace ONE Assist Server 21.x(Windows版)
- VMware Workspace ONE Assist Server 22.x(Windows版)
脆弱性修正済みのバージョンは以下の通りだ。
- VMware Workspace ONE Assist Server 22.10(Windows版)
アップデートで修正対象となっている主な脆弱性は以下の通りだ。
- CVE-2022-31685:認証バイパスの脆弱性。VMware Workspace ONE Assistにネットワーク的にアクセス可能なサイバー攻撃者によって認証なしに管理者権限が取得される。CVSSv3スコア9.8で深刻度「緊急」(Critical)と評価されている
- CVE-2022-31686:不適切な認証方法に関する脆弱性。VMware Workspace ONE Assistにネットワーク的にアクセス可能なサイバー攻撃者によって認証なしにアプリケーションへの管理者アクセスが取得される。CVSSv3スコア9.8で深刻度「緊急」(Critical)と評価されている
- CVE-2022-31687:不適切なアクセス制御に関する脆弱性。VMware Workspace ONE Assistにネットワーク的にアクセス可能なサイバー攻撃者によって認証なしにアプリケーションへの管理者アクセスが取得される。CVSSv3スコア9.8で深刻度「緊急」(Critical)と評価されている
- CVE-2022-31688:反射型クロスサイトスクリプティングの脆弱性。CVSSv3スコア6.4で深刻度「中程度」(Moderate)と評価されている
- CVE-2022-31689:セッション固定の脆弱性。CVSSv3スコア4.2で深刻度「中程度」(Moderate)と評価されている
米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)はこれらの脆弱性について、「VMware Releases Security Updates | CISA」で注意喚起している。該当製品を使用している場合は、直ちに対処してほしい。
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