Kyndryl、データドリブンな意思決定を支援する新ソリューションを発表
Kyndrylは新たなデータ運用統合ソリューション「Data and AI Console」を発表した。企業におけるデータに基づいた意思決定を支援するツールだという。
Kyndrylは2023年3月21日(現地時間)、データ運用を統合する新たなソリューションである「Data and AI Console」を発表した。
データに基づいてビジネス上の意思決定を進めるデータドリブンな経営は企業においてますます重要になっている。Data and AI Consoleはデータの収集から統合管理までを提供し、データに基づく意思決定を支援する。
Data and AI Consoleで何ができるか?
Data and AI Consoleはデータ統合や可観測性(オブザーバビリティ)、ガバナンスを向上させるツールであり、情報に基づいた迅速なビジネス意思決定の支援機能を提供する。ソリューションは既存の技術環境に統合可能なオープンアーキテクチャで構築されており、既存のIT資産を活用しながらモダナイゼーションを推進できるとされている。
Data and AI Consoleは、データライフサイクルとデータエステートを統合したビューをダッシュボードによって提供しており、データパイプラインの健全性とデータ可観測性を向上させている。
組織は、これらの機能を利用することでデータの取り込みから消費までをモニタリングして管理することが可能になる他、イレギュラーな事態やデータインシデントを予測するサポートによってリスクを排除してデータガバナンスを向上させられる。
その他、Data and AI Consoleはデータカタログや自動タグ付け機能、データ系統をたどる機能なども備えており、これを活用すれば高品質なデータへのアクセスを実現できる。
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