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WithSecureが新サービス「Co-monitoring」を発表 24/7のセキュリティサービスの中身は
WithSecureはWithSecure Elements EDRに新機能「Co-monitoring」を追加すると発表した。
WithSecureは2023年7月18日、EDRソリューション「WithSecure Elements Endpoint Detection and Response」(以下、WithSecure Elements EDR)に新機能「Co-monitoring」を追加すると発表した。
「Co-monitoring」は何を提供するのか
Co-monitoringは同社のセキュリティ専門家が検知に関するレポートやアドバイスを提供するサービスだ。企業におけるIT資産のモニタリングが重要になっていることを受け、深刻なリスクの監視やインシデントの検証、適切な担当者への報告、インシデントの封じ込め、修復のアドバイス提供などを含んでいる。日本での提供開始は2024年度中を予定している。
「Co-monitoring」がもたらすとされる主な機能は次のとおりだ。
- IT環境における深刻なリスクの有無の監視
- 検知されたインシデントが対策の必要なものであるか、深刻なものであるかの調査および検証
- 対応すべきインシデントをタイムリーに対応する権限と能力を持つ適切な担当者へ報告
- インシデントの封じ込めおよび修復に向けたアドバイスの提供
サイバー攻撃者はシステムに侵入してから活動を完了するまでに数時間しか時間をかけないケースがあると分かってきている。企業はサイバー攻撃者の侵入を検知することに加え、対象や状況の把握などに対処する必要がある。
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