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キンドリルジャパン「次世代システム運用コンソーシアム」を設立 7社共同で
キンドリルジャパンはIDホールディングスなどと共同で「次世代システム運用コンソーシアム」を設立した。システム運用における課題解決と価値提供を目的とする。
キンドリルジャパンは2023年10月2日、システム運用における課題解決と価値提供を目的とした「次世代システム運用コンソーシアム」を、IDホールディングスを含むIT企業6社と共同で設立した。
次世代システム運用コンソーシアムの今後の展開
キンドリルジャパンによると、技術の進化によって、社会基盤がAI(人工知能)や仮想現実など高度なITに依存し、その結果システム運用の重要性が高まっているという。
次世代システム運用コンソーシアムは、ユーザー企業とIT企業が組織の垣根を越えて一丸となり、複雑化したシステム運用への対応や運用コストの削減、IT技術者不足の解消を図る他、開発と運用の融合やAIを活用した運用の自動化、それを支える人材のスキルアップや働き方改革などの活動を推進する狙いがある。これらの活動を通じて、重要な社会インフラを支えるシステム運用のプレゼンス向上を目指すとしている。
主な活動内容としては、「システム運用における最先端技術(AIやVRデバイス、メタバースなど)の実用化の研究」や「DevOpsやNoOpsなどの事例紹介や情報交換、勉強会、講演会」「認知度向上に向けた上記活動の広告、宣伝」などがある。
今後は各社の持つシステム運用に関する技術や知見を持ち寄り、システム運用に関する課題の解決やベストプラクティスの創出に向けて活動を開始する。2024年度には一般社団法人化を目指し、法人化後はユーザー企業およびIT企業より広範に参加を募り、活動規模を拡大する予定だ。
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