キンドリルジャパン、IT運用を効率化するKyndryl Bridgeの日本リージョン提供を開始
キンドリルジャパンは「Kyndryl Bridge」の日本リージョンでのサービス提供を開始した。これを利用することでIT資産を一元的に把握やシステムのパフォーマンス確認できるようになる。
キンドリルジャパンは2023年10月19日、主力サービスであるAIオペレーションサービス(AIOps)を含めた「Kyndryl Bridge」の日本リージョンにおけるサービス提供を開始した。
キンドリルジャパンは日本におけるサービスを強化し、ユーザーをサポートする日本に特化した取り組みとともに、今後の開発にユーザーのニーズを反映させていくと説明している。
Kyndryl BridgeやAIOpsを提供 日本リージョンのサービス品質向上へ
今回日本リージョンで使用可能になった「AIオペレーションサービス(AIOps)」はクラウドベースのサービスアプリケーションだ。これによって、ユーザーはデータセンターやハイブリッドクラウドプラットフォームの双方でIT資産全体を一元的に把握できるようになる。
また、ユーザーはシステムのパフォーマンスを確認することが可能になるとともに、機能停止を防止し、業務全体にわたって新しいアプリケーションを統合する自動化機能を利用できるようになる。
Kyndryl BridgeはAI(人工知能)機能や運用データ、Kyndrylの専門知識をシームレスに統合し、IT運用を自動化する方法をユーザーに提供するオープンな統合プラットフォームだ。これによって、複数のハイパースケーラーやオンプレミスデータセンターで稼働するワークロードを統合管理できるようになる。
キンドリルジャパンはID管理やセキュアなクレデンシャル情報の管理、アカウント内のクラウドインスタンスの検出など、Kyndryl Bridgeの基盤となる追加サービスについても2023年10月19日から日本リージョンで利用が可能になると発表している。
同社は今後、Kyndryl Bridgeにおけるデジタル対応サービスの追加を予定しており、日本リージョンのユーザーに対するサービス品質の向上と範囲の拡大に取り組む予定だ。
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