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SASEソリューションに今求められる機能とは? チェックポイント調査:セキュリティニュースアラート
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズはSASEの採用に際して、エンドユーザーエクスペリエンスの重要性を強調したグローバル調査の結果を公開した。
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2024年3月14日、セキュリティ専門家のインサイトに基づくグローバル調査の結果を発表した。同社は今回の調査によってSASE(Secure Access Service Edge)ソリューションの採用と導入におけるエンドユーザーエクスペリエンスの重要性が明らかになったと指摘している。
SASEソリューションに今求められる機能とは?
調査結果の注目点は以下の通りだ。
- ユーザーエクスペリエンスの重要性: セキュリティの専門家の72%が「エンドユーザーエクスペリエンスを最優先にする」と答えた。セキュリティを損なうことなくシームレスなユーザーインタラクションを保証できるSASEソリューションの必要性が高いことが分かる
- 統合されたソリューションへの需要: 調査対象となったセキュリティ専門家の半数以上が単一のベンダーからSASEコンポーネントを購入しようとしており、統合された包括的なサイバーセキュリティソリューションへと市場が傾いていることが分かる
- 最前線に立つゼロトラストとセキュアWebゲートウェイ: SASEの具体的な機能としては、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)(73%)とセキュアWebゲートウェイ(SWG)(58%)が最も重視するコンポーネントであることが明らかになった。こうした選択の傾向はより優れたユーザーエクスペリエンスの提供が可能な強固なセキュリティ対策への強い関心の現れであると考えられる
多くの組織がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めている今、セキュリティソリューションにはサイバー脅威への対応に加え、ユーザーエクスペリエンスを妨げることなく、むしろ向上させる機能が求められている
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