“アクセンチュア流”画像生成AIの使い方 アドビと共同開発
アクセンチュアがアドビの画像生成AI「Adobe Firefly」を自社のサービスに組み込む。企業のマーケティングへの活用を想定しているようだ。何ができるようになるのだろうか。
アクセンチュアは2024年4月4日(現地時間、以下同)、アドビの画像生成AIツール「Adobe Firefly」(以下、Firefly)による業界特化型ソリューションをアドビと共同開発すると発表した。アクセンチュアグループでマーケティング支援を行うアクセンチュアソングのサービスに同製品を統合する。
“アクセンチュア流”画像生成AI活用法
Fireflyは画像生成や編集、デザインテンプレートの生成などを行えるツールだ。アクセンチュアはこのツールをどのように活用することを想定しているのだろうか。
アドビは同年3月26日、Fireflyの新機能「Custom Models」を発表した。Fireflyのモデルを導入企業が独自のデータでトレーニングし、カスタマイズできるサービスだ。これにより、自社ブランドに適したコンテンツを生成しやすくなる。アクセンチュア自身もこのサービスを利用し、ブランドイメージを適用した画像生成を図る(図1)。
アクセンチュアはCustom Modelsを導入するに当たって必要な知見をクライアントに提供し、コンテンツ生成プロセスの効率化を支援する。まずは小売、消費財、自動車、金融、ヘルスケア業界向けに展開されるという。
Custom Modelsは試験的な導入が既に始まっている。同年3月27日に開催された「Adobe Summit」では、ファッションブランド「COACH」や「kate spade」を展開するTapestryが製品のデザインに活用していることを発表した。AIが生成したデザインが生活のあらゆる面において一般的になる未来も近そうだ。
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