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「ゲーミングノートパソコン」おすすめ5選 高性能からお手頃なモデルまで【2019年最新版】

快適なゲームプレイのために作られた高性能なノートパソコンが「ゲーミングノートPC」です。今回は普通のパソコンとは違う製品選びのチェックポイントと、主要なブランドから注目のモデルを紹介します。

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 ゲーミングノートパソコンとはその名の通り、ゲームを楽しむための高性能なノートパソコンです。高画質な3Dグラフィックスのゲームを快適にプレイできるように、通常のノートパソコンとは異なり、専用のグラフィックス処理プロセッサ「GPU」を搭載しているのが大きな特徴です。

 性能や拡張性、コストパフォーマンスは、本体サイズの大きなデスクトップ型ゲーミングパソコンが有利ですが、昨今はゲーミングノートパソコンの性能も向上し、省スペースで持ち運べるメリットが注目されています。今回は製品の選び方と、主要なブランドから注目のモデルを紹介します。

何といってもグラフィックス性能にこだわる

 プレイするゲームにもよりますが、3Dゲームを高解像度で快適にプレイしたいなら、GPUにはこだわりたいところ。GPUのブランドとしてはNVIDIAの「GeForce」シリーズが主流で、そのライバルとしてAMDの「Radeon」シリーズもあります。

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 GeForceの例としては、ゲームを手軽に楽しむなら「GTX 1050Ti」あたり、ワンランク上の3D画質を求めるなら「GTX 1650」以上、高画質にこだわるなら「RTX 2060」以上が目安となるでしょう。


ゲーミングノートパソコンのGPUはNVIDIAの「GeForce」が主流(画像は「GeForce RTX」搭載ノートパソコンのイメージ)

 GPU以外のスペックにもこだわるなら、パソコンの脳にあたるCPUは6コアのCore i7-8750H/9750Hあたり、メモリはできれば16GB以上、ストレージは高速なSSD(ただし、HDDは大容量で割安)がおすすめです。

ディスプレイの品質もゲーム体験に影響

 外付けのディスプレイをつないで使うこともできますが、ノートパソコンなので内蔵ディスプレイの品質は重要です。サイズは15.6型が主流で、より大画面を求めるなら17.3型もあります。映像の細かさを示す解像度はフルHDが基本です。


ゲーミングノートパソコンで主流のディスプレイサイズは15.6型です(左、HP OMEN 15)。大画面の17.3型モデルもあります(右、HP OMEN 17)

 ゲーミングノートパソコンならではのスペックは、画面の書き換え頻度を示す「リフレッシュレート」です。通常は60Hzですが、120Hzや144Hz、さらには240Hzといった高速な製品なら映像がより滑らかに動きます。また、映像表示を安定させる技術「G-SYNC」に対応していれば、ゲームプレイ時に映像のズレやカクつきを抑えられます。

小ささ軽さよりゲームを快適にできるかが重要

 通常のノートパソコン選びでは、持ち運びやすさを気にしてボディーの大きさや重さをチェックするものですが、ゲーミングパソコンの場合は事情が違います。内蔵するパーツが高性能なほど発熱量も多くなるので、余裕のあるボディーサイズでしっかり放熱できる設計であることがまず大事です。15.6型のモデルで2kg台前半~半ばくらいが目安となります。

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ゲーミングノートパソコンは、高性能で発熱量の多いGPUを効果的に冷やすため、独自の放熱システムを備えているものも少なくありません(写真はAlienware m17の放熱システム「ALIENWARE Cryo-Tech」)

 ゲーミングノートパソコンにもモバイル用途を想定した13.3型モデルがありますが、ボディーサイズに制限があるので15.6型モデルほど高いグラフィックス性能は出せません。基本的に、性能の高さとサイズの大きさはトレードオフの関係です。

ゲーミングノートパソコンのおすすめはコレ!

240Hz液晶・4K有機ELが選べる15.6型モデル 「G-Tune NG-N-F271SIZH」

 マウスコンピューターは、最近テレビCMで見かけることも多い日本のパソコンメーカーです。そのゲーミングパソコンブランド「G-Tune」は、デスクトップもノートも幅広いラインアップがそろっていて、予算や用途に応じて細かくスペックを選べます。


マウスコンピューター「G-Tune NG-N-F271SIZH」

 今回ピックアップした「G-Tune NG-N-F271SIZH」はハイスペックな15.6型ゲーミングノートパソコン。GPUはGeForce RTX 2070、CPUはCore i7-9750Hを採用し、ディスプレイは240Hz対応のフルHD液晶か、4K有機ELから選べます。シンプルで主張しすぎないデザインなので、普段使いの高性能ノートパソコンとしても活用しやすいでしょう。

Intelと共同開発の高性能でも軽量な1台 「GALLERIA GCR1660TGF-QC-G」

 パソコンショップ「ドスパラ」で知られるサードウェーブは、日本のeスポーツ活性化に積極的なメーカーです。ゲーミングパソコンブランド「GALLERIA」は、前述のG-Tuneのようにデスクトップもノートも豊富なラインアップを用意。日本eスポーツ連合公認のデスクトップパソコンもあります。


サードウェーブ「GALLERIA GCR1660TGF-QC-G」

 「GALLERIA GCR1660TGF-QC-G」は、CPUを供給するIntelと共同開発した15.6型ゲーミングノートパソコン。GPUはGeForce GTX1660Ti、CPUはCore i7-9750Hを採用し、ディスプレイは144Hzの液晶と、中堅クラスのスペックです。この画面サイズのモデルとしては軽く、約1.87Kgに収まっています。GeForce RTX 2070 Max-Q採用の上位モデルもあります。

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大画面・高性能をスリムボディーに凝縮 「Alienware m17」

 エイリアンの顔のようなロゴマークが目を引く「Alienware」は、デルのハイエンドなゲーミングパソコンブランドです。どこかSFチックで独特なデザインのボディーに目が行きがちですが、老舗ブランドだけあって性能と使い勝手にもこだわっています。


デル「Alienware m17」

 この「Alienware m17」は、144Hzの17.3型ディスプレイを搭載した大画面モデル。GPUに高性能と省電力(低発熱)を両立できるGeForce RTX 2070/2080 Max-Qを採用することで、厚さ20.5mm、重さ約2.63kgのスリムボディーに仕上げているのがポイントです。価格は高めですが、大画面で3Dゲームができるパソコンを持ち運びたいなら有力候補になるでしょう。

デュアルディスプレイが新しい個性派 「HP OMEN X 2S 15」

 世界で幅広くパソコンを販売しているHP。そのハイエンドなゲーミングパソコンブランドが「HP OMEN」です。こちらもボディーデザインにこだわっていて、現在の製品ラインアップは直線的なフォルムとブラックのカラーが印象的です。


日本HP「HP OMEN X 2S 15」

 今回取り上げた「HP OMEN X 2S 15」はその中でも個性派の1台。G-SYNC対応で144Hzの15.6型ディスプレイを搭載することに加えて、キーボードの奥にも5.98型の小さなセカンドディスプレイを備えています。これでゲームに関係する情報をながら見しながらプレイできるのです。GPUはGeForce RTX 2080 Max-Q、CPUはCore i9-9880Hと、性能面も高いレベルにまとまっています。

お手頃価格で持ち運びやすいゲーミングノート 「GF63 Thin 8SC」

 MSIはゲーミングパソコンやeスポーツの普及に熱心な台湾のメーカー。日本でも多数のゲーミングノートパソコンを販売しています。もともとパソコン内蔵パーツのグラフィックスカードで有名なメーカーなので、GPUの扱いは手慣れたものです。

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MSI「GF63 Thin 8SC」

 ラインアップにはハイエンドモデルもありますが、今回選んだ「GF63 Thin 8SC」は低価格寄りの15.6型ゲーミングノートパソコンです。高性能と省電力(低発熱)を両立できるMax-QのGeForce GTX 1650により、厚さ21mm、重さ1.86kgと持ち運びやすいボディーに仕上げています。

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