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「5万円以下のノートパソコン」おすすめ3選 安くて使えるのはコレ【2019年最新版】

激安パソコンと聞くと、低スペックで使い物になるのか不安になるかもしれませんが、探せば低価格でもしっかり使える製品が見つかります。今回は5万円以下の低価格でも十分使えるノートパソコンの選び方と、注目のモデル(新品)を紹介します。

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 国内で販売されているノートパソコンの平均単価は10万円程度といわれていますが、「もっと低予算で後悔しない製品を選びたい」という方は多いことでしょう。激安パソコンと聞くと、低スペックで使い物になるのか不安になるかもしれませんが、探せば安くてもしっかり使える製品が見つかります。

 今回は5万円以下の低価格でも十分使えるノートパソコンの選び方と、注目のモデルを紹介します。もちろん、中古品ではなく新品です。

CPUはPentiumやCeleronが普通、Core i3はワンランク上の性能

 ノートパソコンの頭脳となるCPUは、Intel(インテル)製が主流です。性能が高い順から、Intel Core(コア)、Pentium(ペンティアム)、Celeron(セレロン)などの種類がありますが、低価格モデルではPentiumやCeleron、Intel互換のAMD製CPUが目立ちます。Webサイトやネット動画を見たり、簡単な文書を作成したりといった用途ならそれらで対応できますが、Officeアプリを仕事で使いたいならCore i3以上がおすすめです。

CPU
パソコンに使われるIntelのCPUは性能によってシリーズが分かれています

 ただし消費税増税などの影響もあって、Core i3搭載で5万円以下のノートパソコンは以前より見つけにくくなっています。少しでも高スペックのモデルを安く手に入れたいなら、セール情報をチェックしましょう。

メモリは4GBが標準、8GBあればバッチリ

 パソコンのメモリは、情報を一時的に記憶しておく場所のこと。メモリ容量は机の広さによく例えられます。机の上が広いと、教科書や辞書、参考書、ノートを同時に並べながら作業ができますが、机の上が狭いとそれらを同時に広げられないので作業効率は落ちます。

memory
低価格ノートパソコンのメモリは4GBが標準ライン

 低価格モデルで標準的なメモリ容量は4GBです。これはパソコンのOS(基本ソフト)であるWindows 10を使うのにギリギリのスペックなので、それより小容量の2GBだとかなり厳しいです。逆に、低価格モデルでも8GBあれば複数のアプリを立ち上げて快適に作業しやすくなります。

ストレージは高速でも小容量のSSDか、低速でも大容量のHDDか

 パソコンのストレージとは、情報を長期保存しておく場所のこと。メモリが机の上の広さだとすると、ストレージは机の引き出しや棚の大きさ、使いやすさに例えられます。

 ストレージの種類は、非常に高速でも容量が小さめのSSD(ソリッドステートドライブ)と、低速でも容量が大きなHDD(ハードディスクドライブ)が主流です。SSDの方が快適ですが、128GBだと使い始めて短期間で容量不足になるかもしれません(その場合、USB接続など外付けのストレージを購入して容量を増やせます)。

storage
ストレージは速度重視のSSD(左)、容量重視のHDD(右)に分かれます(写真は左がSamsung SSD 970 EVO Plus、右がSeagate Momentus XT ※Momentus XTは小容量のSSDも内蔵して高速化したSSHDと呼ばれる高速型HDDです)

 また低価格の小型ノートパソコンなどでは、省電力でHDDより少し高速でも容量が小さなeMMCというストレージもみられます。64GB程度のeMMCは容量不足なので、サブのパソコンとして用途を限定した使い方になるでしょう。

液晶ディスプレイのサイズと解像度もチェック

 使い勝手を左右する大きなポイントがディスプレイ(画面)のサイズです。サイズが大きければ表示が見やすくなるので、作業もしやすくなります。また、写真や動画を表示したときの迫力も高まります。

 一方でディスプレイのサイズが大きいと、本体のサイズも大きく重くなります。家の中で持ち運んで使う程度なら15型以上、外に持ち出して使うなら14型以下が目安です。5万円前後の低価格帯では10型程度の小型モデルもみられますが、低スペックなので携帯利用に限ったサブのパソコンという扱いになるでしょう。

 もう1つ、ディスプレイで重要なスペックが解像度(どれくらい細かく表示できるか)です。低価格ノートパソコンの解像度はHD(1366×768程度)あたりが目立ちますが、フルHD(1920×1080)も狙えます。もちろん後者の方が高スペックで、一度に表示できる情報量が多くなるほか、ネット動画などを高精細で楽しめます。

Display
ExcelをHD(左)とフルHD(右)の表示で比較。HDでは「R17」まで、フルHDでは「Z30」まで表示できました。表示できる列と行の数がこんなに違います(拡大率100%表示の場合)

予算5万円ならOSは「Windows 10 Home」が無難

 パソコンの標準的なOSといえば、Microsoftの「Windows」(ウィンドウズ)。予算5万円では家庭向け製品の「Windows 10 Home」が定番ですが、昨今はGoogleの「Chrome OS」(クロームオーエス)も低価格で快適に使えると評判です。Chrome OSは、人気WebブラウザのChrome上でほぼ全ての動作を行うもので、起動が速く、Web閲覧、メール、簡単な表計算や文書作成といった用途なら十分使えます。また、Andoridアプリが動くのも特徴です。

 ただし、幅広く普及しているWindows用ソフトは動かず、接続できる周辺機器も一部なので、パソコンとしてできることは限られます。今回は汎用(はんよう)性が高いWindows 10 Home搭載の製品に絞って紹介します。ちなみに、Macに使われている「macOS」も多くのユーザーに支持されているOSですが、低価格帯では選択肢に入りません。

Windows 10
OSは「Windows 10」が定番です

5万円以下「ノートパソコン」のおすすめはコレ!

5万円切りで大充実のスペック 「HP 15-db0000」

 世界のパソコン市場でトップクラスのシェアを維持し続けている米HPは、低価格機から高級機まで幅広いラインアップをそろえています。日本HPの15.6型ノートパソコン「HP 15-db0000」は、予算5万円としては特にメモリとストレージのスペックが高い1台です。

HP 15-db0000
日本HP「HP 15-db0000」

 8GBのメモリ、256GBのSSDは、10万円以上のモデルでも十分通用する性能。AMDのA4-9125(2.3GHz)は聞き慣れないCPUかと思いますが、下のCeleron 4205Uと同程度か少々速いくらいの処理性能になります。CPU性能は控えめですが、SSDで体感速度を補っていて、15.6型でフルHDの大画面ディスプレイ、DVDドライブまで搭載と、とにかくコスパに優れたモデルです。


大容量ストレージで余裕をもって使える1台 「Inspiron 15 3580」

 Dell(デル)といえば、高コスパのパソコンで定評がある米国のメーカー。この「Inspiron 15 3580」は、大容量の1TB HDDを備えた15.6型ノートパソコンです。画像や音楽のファイルをたくさん保存しておけます。

Inspiron 15 3580
デル「Inspiron 15 3580」

 一方、CPUはCeleron 4205U(1.8GHz)、メモリは4GB、15.6型ディスプレイは解像度がHDと、全体的に控えめなスペックです。ストレージにSSDを備えたモデルと比べて動作はゆったりしていますが、そのぶん大容量ストレージの安心感が得られます。


持ち運びがしやすい14型の低価格モデル 「IdeaPad 330S」

 Lenovo(レノボ)グループは、世界のパソコン市場でトップシェアを誇る中国発祥のグローバル企業。かつてのNECや富士通のパソコンも今ではこのグループに属しています。「IdeaPad 330S」は、持ち運んでの利用もこなしやすい重さ約1.67kgの14型ノートパソコンです。

 CPUのPentium Gold 4415U(2.3GHz)は、上の2製品を処理性能で少し上回ります。14型ディスプレイは15.6型より一回り小さくても解像度はフルHDと高精細です。メモリは4GBと控えめですが、ストレージは128GBながら高速なSSDとなっています。この価格帯では使いやすさと持ち運びやすさのバランスが取れたモデルです。

IdeaPad 330S
レノボ・ジャパン「IdeaPad 330S」

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