「大学生向けノートパソコン」おすすめ4選 講義から就活まで使えるスペックは?【2019年最新版】
講義のノートやレポート作成、ゼミでの発表、サークル活動、卒論、さらには就職活動まで、大学生活に自分のノートパソコンがあると何かと便利です。大学生に向けたノートパソコンの選び方と、注目のモデルを紹介します。
講義のノートやレポート作成、ゼミでの発表、サークル活動、卒論、さらには就職活動まで、大学生活に自分のノートパソコンがあると何かと便利です。社会人になると、パソコンのスキルが必須になる場合も多く、早く慣れておくと差がつきます。今回は大学生に向けたノートパソコンの選び方と、注目のモデルを紹介します。
使いやすさと持ち運びやすさのバランスがいいのは13型前後
パソコンをアクティブに持ち運んで使うなら、ボディーサイズは重要です。A4の書類やファイルなどと一緒にバッグへ入れるなら、10型〜13型ディスプレイくらいのモデルが収まりやすいでしょう。特に13型前後は画面の見やすさ、使いやすさ、持ち運びやすさのバランスがよく、モバイル向けノートパソコンで人気のサイズです。これより画面が小さいと、手狭な印象を受けるかもしれません。
サイズとともに重さも重要です。持ち運びの負担を考えると、13型前後のモデルでは1kg台前半より軽い製品をおすすめします。ただし軽くするためにバッテリー容量を減らしている場合もあり、そうした製品は電池切れになりがちです。メーカー公称値でバッテリー駆動時間が10時間を切るようだと、実際は意外に長持ちしません。バッテリー駆動時間は公称値の50〜60%程度と見積って、軽さとのバランスで選びましょう。
ノートパソコン+タブレットとして使える「2in1」も
ノートパソコンといっても、貝のようにディスプレイ分が開閉する構造の一般的な「クラムシェル型」に加えて、最近ではキーボード部を取り外したり、回転させたりすることでタブレットとしても使える「2in1型」も増えています。ノートパソコンとしての使い勝手重視なら前者、ペンでの書き込みやタッチ操作もしたいなら後者を選びましょう。
4年間使うことを前提に「安くても低スペック」は避けたい
パソコンの性能は年々上がっているので、安いからといって低いスペックのパソコンを最初に選んでしまうと、卒業までに買い替えることになるかもしれません。
パソコンの頭脳となるCPUはCore i5以上、メモリは8GB以上、ストレージはHDDより高速なSSDで256GB以上といったあたりが快適に使い続けられる目安のスペックです。ただし学部によっては、プログラミングや映像編集、3DCG、CADなどの用途でよりハイスペックなパソコンを求められる場合もあります。
本体内蔵の拡張スロットや端子も確認しておきましょう。デジカメの写真などを取り込むSDメモリーカードスロット、発表の場でプロジェクターや大型テレビと接続できるHDMIやアナログRGB(D-Sub)といった端子があると便利です。USB変換アダプターなどでも対応できますが、いざというときにアダプターが手元にないという事態を避けられます。
「Office」は必須だけど……買わずに済むことも
ソフトウェアでは、レポートや課題、発表などでMicrosoft Officeが必要になることがほとんどです。ただ、大学によっては日本マイクロソフトとライセンス契約を結んでいて、Officeを無料で使える場合もあるので、入学が決まった時点で確認しておきましょう。Office抜きならパソコンをそのぶん安く購入できます。
大学生向けノートパソコンのおすすめはコレ!
タブレットに早変わりして活用の幅が広がる2in1 「Surface Pro 7」
OS(基本ソフト)の「Windows」を作っているMicrosoftが自ら手掛ける「Surface」(サーフェス)シリーズの中で、12.3型ディスプレイ搭載の「Surface Pro 7」は2in1パソコンの代表格。画面カバー兼キーボードの「Type Cover」を取り外せば、タッチ操作やペンでの書き込みができるタブレットに早変わり。画面に資料を映して回覧したり、ノートに手書きの図を入れたり、板書を内蔵カメラで撮影したりと、活用の幅が広がります。
本体の重さは約775〜790g、Type Coverを付けて1.1kg程度と軽量です。その一方で、本体に搭載している拡張端子の種類や数、キーボードの打ち心地、バッテリーの持ち(公称10.5時間)はクラムシェル型ノートPCより不利になりがちなので、タブレットとして使いたいかどうかが選択の分かれ目になります。複数の仕様から選べますが、ストレスなく使いたいならCore i5、メモリ8GB、SSD 256GB以上の構成がベターです。
小さく軽くスタイリッシュなモバイルノート 「VAIO SX12」
薄型軽量ノートパソコンの世界的なトレンドに大きな影響を与えてきた「VAIO」。この「VAIO SX12」は、12.5型ディスプレイを備えた小型ノートパソコンです。12.5型ディスプレイの額縁を狭くしたことで、従来の11.6型ノートと同程度のサイズにおさまっているのがポイント。厚さ15.7〜18.0mm、重さ約888〜897gの薄型軽量でスタイリッシュなボディーながら、バッテリー駆動時間は約13.0〜14.5時間と、携帯性に優れています。
小さめのボディーでも幅をギリギリにとって打ちやすいサイズに仕上げたキーボード、側面には所狭しとSDメモリーカードスロット、HDMI、アナログRGB(D-Sub)を詰め込むなど、使い勝手も良好。もちろん、性能面も申し分なく、タブレットとしての機能が不要なら有力候補になる1台です。
大学生の声から生まれたキャンパスモバイル 「LAVIE Note Mobile」
パソコン黎明期には「国民機」とまで呼ばれたNECのパソコン。そんな老舗メーカーが作った大学生向けノートパソコンが「LAVIE Note Mobile」です。ほかと大きく違うのは、大学生のコミュニティーに商品企画段階から意見を聞いて開発した、まさに「大学生のため」のパソコンであること。「モビリティ(可搬性)」「デザイン」「安心感」の3点にこだわったといいます。
12.5型ディスプレイを備えた本体は、厚さ17mm、重さ約910gと持ち運びやすく、バッテリー駆動時間は公称11.5時間です。SDメモリーカードスロットやHDMIといった端子類を背面にまとめてスッキリさせたデザインや、4色から選べるカラーも大学生の意見を採り入れています。大学生活をこれ1台で済ませるため、最大5年間の延長保証サービスを用意しているのも特徴です。
やっぱりカッコいいノートが欲しいなら 「MacBook Air」
スタイルにこだわるならWindowsパソコンではなく、「MacBook Air」を選ぶという手もあります。昨今は大学生でもMacBookユーザーが増えていて、推奨パソコンとして販売している大学生協もみられます。Microsoft Office搭載モデルはありませんが、前述のとおり大学側で無償提供されるなら問題ナシです。ただ、企業ではWindowsパソコンが主流なので、就職後はWindowsを覚える必要があるかもしれません。
洗練されたデザインのアルミボディーは、13.3型ディスプレイを備え、厚さ15.6mm、重さ1.25kgと持ち運びやすいサイズ。バッテリー駆動時間はネット利用で公称12時間と十分です。直感的で心地よい操作性、iPhoneとの連携のしやすさもMacならではの魅力となります。ただ、シンプルさを追求するあまり、拡張端子はThunderbolt 3(USB-C)が2つだけなので、多くの周辺機器との接続には変換アダプターが必要です。
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