「エンジンオイル」おすすめ5選 高コスパから高性能製品まで！【2021年8月版】
自動車メンテナンスの基本ともいわれるのが「エンジンオイル」の交換。車にとってエンジンオイルは、人間でいう血液と同じような役割を担うとても重要な存在です。今回は、車のタイプ別のエンジンオイルの選び方やおすすめを紹介します。
自動車メンテナンスの基本ともいわれるのが「エンジンオイル」の交換。車にとってエンジンオイルは、人間でいう血液と同じような役割を担うとても重要な存在です。
エンジンオイルを定期的に交換しないと、燃費の低下や振動・騒音の原因となります。最悪の場合は、エンジンが壊れてしまうことも。
そこで今回は、車のタイプ別のエンジンオイルの選び方やおすすめを紹介します。
エンジンオイルの役割とは
エンジンオイルには主に「3つの作用」があります。
- エンジンの潤滑作用
エンジンは数多くの機械部品で構成されています。部品同士が互いに動くことでエンジンを動かして車を走らせているのですが、これらの部品が密着しているため摩擦します。
エンジンオイルは潤滑油として、部品同士が円滑に動くための役割を担っています。
- エンジンの冷却作用
エンジンは燃料を燃焼させて動力を得ていますが、その際にエンジン本体が高温となります。
エンジンオイルは、その高温となったエンジンを冷却する役割も担っています。
- エンジンの洗浄作用
エンジンは動かす度に燃焼時のススなどが部品に付着し汚れていきます。
エンジンオイルには、その汚れを洗い流す効果もあります。
エンジンオイルにはこのような効果がありますが、時間の経過や走行距離が長くなればなるほど劣化します。
汚れたエンジンオイルだと十分な潤滑・冷却・洗浄の作用を発揮できないので、交換する必要があります。
ベースオイルの種類と特徴
エンジンオイルは、ベースオイルと添加剤により構成されています。その多くを占めるベースオイルによって性能が異なってきます。
ここでは簡単に3つに分けて特徴などを見てみましょう。
- 鉱物油
エンジンオイルはその名の通り、原油（石油）から作られている商品です。鉱物油は、その原油から不純物を取り除くことで精製されたものとなります。
鉱物油の特徴は値段の安さです。ただ、劣化が早いというデメリットがあります。
- 全合成油
全合成油は原油を化学的に分解し、エンジンオイルに適した精製をすることで極力不純物を排除したエンジンオイルです。メーカーによっては「化学合成油」と呼ばれることもあります。
全合成油の最大の特徴は、厳しい環境下においても性能が劣化しにくいという点です。極端に暑いもしくは寒い環境下でも対応できます。
デメリットとしては、価格が高額になりがちな点です。鉱物油と比較すると3倍以上の価格帯になってしまうことも。
- 部分合成油
部分合成油は鉱物油と全合成油を調合したオイルとなります。鉱物油のリーズナブルさと全合成油の高性能さのいいとこどりをしたものというイメージです。
部分合成油を選ぶ際に気をつけるポイントは、鉱物油と全合成油の配合割合です。
同じ部分合成油でも価格に開きがあるものがありますが、違いは配合割合によるものとイメージしておきましょう。
車種別の選び方のポイントは？
選び方のもう一つのポイントは「オイル粘度」です。オイルがサラサラしているかドロドロしているかによって、適合している車種や用途が異なります。
車種の推奨粘度グレードを予め確認しておきましょう。
例えば一般的な乗用車であれば、「0W-20」もしくは「5W-30」が適している場合が多くなっています。
ハイブリッドカーであれば「0W-20」が多いですが、「0W-16」といった、よりサラサラしたオイルが適した車種もあります。
「エンジンオイル」おすすめ5選 高コスパ＆高性能製品！
コスパ良！ カストロール（Castrol）「エンジンオイル GTX DC-TURBO 10W-30」
カストロール（Castrol）の「エンジンオイル GTX DC-TURBO 10W-30」は1Lあたり550円ほど（4Lの場合）と、非常にコストパフォーマンスに優れた鉱物油です。DOHC（ツインカム）やターボチャージャーなどを装備した高出力・高性能エンジンにも対応しています。
走行距離が長く、オイルメンテをマメにする人におすすめのエンジンオイルです。価格（4L）は2200円前後です。
ベストセラー！ カストロール（Castrol）「エンジンオイル EDGE 5W-40」
Amazonの車用エンジンオイル売れ筋ランキングで1位なのが、全合成油のカストロール（Castrol）「エンジンオイル EDGE 5W-40」です（2021年8月23日10:00）。
ややかためのエンジンオイルのため、走行距離が増えてきた車におすすめのオイルです。価格は3900円前後です。
ハイブリッド車向け カストロール（Castrol）「エンジンオイル GTX ULTRACLEAN 0W-20」
カストロール（Castrol）の「エンジンオイル GTX ULTRACLEAN 0W-20」は、ハイブリッド車やアイドリングストップ車、ダウンサイジングターボ車推奨の部分合成油です。
4Lの価格は3600円前後です。年間3回ほどのサイクルでエンジンオイルを交換する人には費用対効果が高い商品となります。
SP規格！ トヨタ「純正エンジンオイル SP 0W-16」
トヨタの「純正エンジンオイル SP 0W-16」は新規格のSP規格に適合したオイルなので、高性能で高品質なのが特徴です。近年発売されている国産乗用車であれば、推奨エンジンオイル粘度に適合していることが多くなっています。
4Lの価格は3600円前後です。1Lあたり約900円というのも魅力です。
高性能合成エンジンオイル モービル（Mobil）「エンジンオイル モービル1 0W-40 SN」
モービル（Mobil）の「エンジンオイル モービル1 0W-40 SN」は、高性能オイルの代名詞ともいえるモービル（Mobil）の最高峰グレードのエンジンオイルです。高性能スポーツカーなどに最適です。
4Lの価格は4700円前後。1Lあたり約1200円と高額なエンジンオイルですが、幅広い車種に適合し、極寒や酷暑でも問題なくエンジンを保護してくれます。
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