いま熱い「Mサイズミニバン」買うならどれが良い?~トヨタ「ノア」「ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」、日産「セレナ」の特徴と魅力【2022年8月版】
家族が増える、ライフスタイルの変化などでミニバンの購入を検討している人もいるでしょう。ミニバンはSサイズやMサイズ、Lサイズなど多岐に渡りますが、売れ筋ともいえるのが5ナンバーサイズをフルに生かしつつ7~8人乗車ができるMサイズミニバンです。今回は国内メーカー各社が出している「Mサイズミニバン」の特徴をまとめて紹介します。
家族が増える、ライフスタイルの変化などでミニバンの購入を検討している人もいるでしょう。ミニバンはSサイズやMサイズ、Lサイズなど多岐に渡りますが、売れ筋ともいえるのが5ナンバーサイズをフルに生かしつつ7~8人乗車ができるMサイズミニバンです。
今回は国内メーカー各社が出している「Mサイズミニバン」の特徴をまとめて紹介します。
宇野 源一
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
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いまが熱い! 5ナンバークラスのミニバン
5ナンバークラスのミニバンは、いまがまさに旬といえます。トヨタ・ホンダ・日産の3社が中心となって展開しているMサイズミニバンですが、トヨタのノア・ヴォクシーとホンダのステップワゴンがつい最近フルモデルチェンジしたことによって市場が非常に盛り上がっています。
日産のセレナが2016年デビューということでやや古さを感じてしまいますが、モデル末期ということもあり安定感が高いのもポイント。
最新の機能をふんだんに盛り込んだ新型車を選ぶか、それともモデル末期の安定感のあるモデルを選ぶか、という楽しみ方もあります。以下では各社のミニバンの特徴を紹介します。
トヨタ「ノア」「ヴォクシー」
トヨタの5ナンバーサイズのミニバンであるノアとヴォクシーの現行モデルは、2022年1月にデビューしました。新しいプラットフォームを採用し、乗降性や走行性能を向上させました。予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」も最新化されたことで、安全性も高まりました。
注目すべきオプションとしては、助手席側のスライドドアの下部にステップが採用されたことです。このステップがあることにより、小さな子供や年配の人でも車の乗り降りがしやすくなりました。このオプションは以前のモデルでも福祉車両用の特別架装として設定がありましたが、今モデルからより安価に取り付けることが可能になっています。
目新しい機能としては、スマートフォンにインストールしたアプリを使ったリモート駐車機能が登場したことでしょう。狭い駐車スペースからリモートで車を出入庫させることができます。
ホンダ「ステップワゴン」
今回紹介する3車種の中で最も新しいモデルなのが、ホンダのステップワゴンです。こちらは2022年5月に発表され、やっと公道でも姿を見かけるようになってきました。
大きく変わったのが外観で、初代モデルをほうふつとさせるデザインとなっています。昨今は、メッキパーツを多く採用することによる、いわゆる「オラオラ顔」が主流でしたが、それに逆行したレトロ感が印象的な車となっています。
ステップワゴンは従来よりミニバンとは思えない安定感のある走行性能が高評価でしたが、今モデルもそれをさらに熟成させているため、初めてのミニバンでも大きいボディサイズによる「ふられ感」などを感じにくくなっています。ホンダの可変バルブシステムのVTECを搭載したターボエンジンとハイブリッドの2つのエンジンから選択することができます。
ステップワゴンではおなじみの3列目シートの床下収納も健在で、多人数乗車しない時はシートを格納することで大きな荷物を搭載することもできます。
日産「セレナ」
現行モデルのセレナは2016年に登場したので、6年が経過しています。2019年8月にマイナーチェンジをして外観が変更され、「全方位運転支援システム」を全車標準装備としました。セレナに搭載されている運転支援システム「プロパイロット」もマイナーチェンジとともに向上し、下り坂での設定速度保持やよりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作などができるようになりました。
現行モデルのセレナで特筆すべき点は、バックドアにあります。上下分割タイプのデュアルバックドアとなっており、狭い駐車スペースでも車を動かすことなくバックドアを開けることができます。エンジンはガソリンエンジンとハイブリッドのe-POWERから選択可能。e-POWERは、ガソリンエンジンで発電した電力でモーターを動かすという通常のハイブリッドとは毛色の異なる走りを体験できます。
ミニバン選びで悩んだら、まずは試乗と見積もりを!
各社のミニバンにはそれぞれ特徴があります。ネット上や動画サイトなどでさまざまなレビューを見ることができますが、実際に見たり触ったり乗ったりしないと自身に合うかどうかも判断できないでしょう。
最初から「この車がいい」と指名買いするのもよいですが、時間がかかっても一度は実際に触れてみるのもよいかもしれません。その後は予算との相談になりますが、最近はメーカー各社のサイトで見積シミュレーションもできますから、事前にある程度下調べをするとスムーズな商談ができるでしょう。
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