コラム

壊れていてもメルカリで売れる! 「どんなものが売れる?」「なぜ売れる?」を解説 出品時の注意点も紹介

メルカリなどのフリマアプリは、個人同士で取引を行います。そのため一般的なネットショップなどでは扱われないものが売れることも少なくありません。むしろ、「これは売り物にならない」と考えているものが商品として並んでいるのが、フリマアプリの面白さかもしれません。今回取り上げるのは「壊れたもの」。どんなものが売れるのか、また売れる理由について解説します。さらに出品時の注意点にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

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 メルカリなどのフリマアプリは、個人同士で取引を行います。そのため一般的なネットショップなどでは扱われないものが売れることも少なくありません。むしろ、「これは売り物にならない」と考えているものが商品として並んでいるのが、フリマアプリの面白さかもしれません。


壊れていてもフリマアプリで売れることも

 今回取り上げるのは「壊れたもの」。どんなものが売れるのか、また売れる理由について解説します。さらに出品時の注意点にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

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川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。

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「壊れているものが売れる」理由とは?

 一般的な店舗やネットショップでは、問題なく使える新品の商品や中古品が販売されています。でもフリマアプリでは「動かないもの」も取引されています。


メルカリのジャンク品の検索結果画面

 そのような、壊れていたり正常に使えなかったり、見た目が悪かったりするものなどを総称して「ジャンク品」といいます。実はフリマアプリがリリースされる前、ヤフオク!が個人間取引の主流だった頃から需要があるカテゴリでもあるのです。

 壊れているのになぜ買うの? と思う人がいるかもしれません。理由は主に2つあります。

修理ができる

 フリマアプリで取引される「壊れているもの」の多くは家電です。買う人の中には修理ができる人もいます。同じ家電でも動く中古品よりも安く手に入るので、修理ができる人にとっては格安の買い物になるのです。

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部品が欲しい

 家電が壊れてしまったり、一部のパーツがなくなってしまったりした場合、買い替えるのはもったいないと思ってしまうことがあります。そのようなときは、パーツだけ手に入れば良いので、フリマアプリで探す人も少なくありません。壊れた家電でも、欲しいパーツが手に入るなら問題ないですよね。これを目的として壊れた家電を丸ごと買うというわけです。

壊れていても売れるもの1:スマホやパソコン

 ジャンク品として取引されているものとしては、スマホやパソコンがあります。傷や汚れがたくさんあるもの、画面が割れているもの、そして電源が入らないものまでさまざまです。またバッテリーの交換が必要など、購入後にお金がかかってしまうものもジャンク品として出品されることがあります。


スマホやパソコンは壊れていても売れやすい

 メーカーや、どの程度壊れているのかでも販売価格は異なりますが、例えばAppleのMacBookAirは5万5000円前後で売り切れになっているものがありました。

 パソコンの場合は、自分でパソコンを作る人もいるようです。その際パーツが必要になるので、部品のためにジャンク品を買う場合もありそうです。

壊れていても売れるもの2:楽器

 ジャンク品の中には楽器もあります。例えば「ベース」です。弦(げん)がない、アンプから音が出ないなど、演奏に支障が出るものも出品されていました。ものによっては売り切れになっているので、需要はあります。

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メルカリのジャンク品(ギター/エレキギター)の検索結果画面

 こちらも修理ができる人や部品が欲しい人が買うことが多いようです。新品時の値段にもよりますが、ジャンク品とはいえ高いものだと20万円以上で取引されているものもあります。

パーツがそろっていなくてもOK!

 ジャンク品として出品されるものは、家電や楽器だけではありません。子供が遊ぶおもちゃもその1つです。なぜジャンク品になるかというと、パーツが全部そろっていないからです。


すべてがそろっていないブロックもジャンク品の1つ

 例えばレゴ(LEGO)などのブロックは、遊んでいるうちに何個か紛失してしまうこともあるでしょう。新品の状態と比べるとパーツが欠けてしまっていることから、「ジャンク品」として出品しているのです。

 実は「ジャンク品」とした方が売れやすくなることもあります。ジャンク品は価格が安いこともあって、「ジャンク」をキーワードとして探すユーザーもいます。検索に引っかかりやすくするために、あえて「ジャンク」とするのも作戦の1つです。

売るときの注意点

 「ジャンク品(壊れているもの)」を売るときは、商品説明にはっきりと「動きません」「壊れています」と書くのが大前提です。また画面が割れていたり、大きなダメージがあったりする場合は、その写真も掲載しましょう。

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パソコン周辺機器もジャンク品として売れることも

 同じ商品でも、動く中古品よりは価格が安くなります。フリマアプリの場合、送料は出品者が負担することが多いので、販売手数料と送料を踏まえた価格設定が必要です。売れたのは良いけれど、結果的にマイナスになってしまっては本末転倒です。

 個人間取引のフリマアプリだからこそ、壊れているものでも売れることがあります。もし家の中に動かない家電があっても諦める必要はありません。フリマアプリで売れば保管スペースも空きますし、お小遣い稼ぎにもなるのではないでしょうか。

Amazonで購入できる「フリマアプリ出品時に役立つアイテム」

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