冬に登ってよかった「首都圏から好アクセスの山」3選 富士山が眺められる日本百名山も【2023年12月版】
筆者が実際に冬に登ってよかった山を3つ紹介します。どの山も首都圏から電車やバスでアクセスしやすく、日帰りで楽しめるところなので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？
寒さが厳しくなり、場所によっては雪が積もる季節になりました。そんな時でも、大好きな登山を楽しみたいもの。しかし冬は登れる山が限られているため、山選びに迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、筆者が実際に冬に登ってよかった山を3つ紹介。どの山も首都圏から電車やバスでアクセスしやすく、日帰りで楽しめるところなので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？
おかだあきほ
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信！リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
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冬に登ってよかった山：大菩薩嶺
山梨県にある標高2057mの「大菩薩嶺（だいぼさつれい）」は、冬でも登りやすい日本百名山。冬は雪山装備やスキルがないと登れない日本百名山が多い中で、大菩薩嶺は比較的積雪も少なく、チェーンスパイクや軽アイゼンがあれば登ることができます。実際に、筆者も冬に何度も大菩薩嶺を登っています。
冬の大菩薩嶺の魅力は、雄大な富士山が眺められること。ガスが発生しがちな夏などは晴れていても遠くの景色が見渡せないことが多いのですが、冬は空気が澄んでいるため、遠くまで広がる景色を楽しめる可能性が高いです。
真っ白な雪化粧をした富士山や周辺の山々は神秘的で、夏山とはまた違った美しさがあります。大菩薩嶺の山頂は眺望がほとんどないため、手前の大菩薩峠で写真撮影や休憩をするのがおすすめ。ダイナミックな富士山ビューを堪能しながら温かいラーメンやコーヒーをすする時間は冬登山の醍醐味ですよ！
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冬に登ってよかった山：三ノ塔
神奈川県の丹沢山地に位置する「三ノ塔（さんのとう）」。標高は1204mで、ヤビツ峠から塔ノ岳に向かう表尾根縦走コースの途中に山頂があります。塔ノ岳まで向かうのには時間や体力を必要としますが、ヤビツ峠と三ノ塔の往復であれば3時間半ほど。危険箇所は少なく、初心者でも楽しむことができます。
三ノ塔の魅力は、360度開けたパノラマ絶景。稜線上の登山道からはピラミッド型の大山がくっきりと見え、広い山頂からは、滑らかに連なる丹沢の山々や富士山、相模湾などが一望できます。
山頂には無料で使える休憩所があるので、肌寒い日や風が強い日は休憩所の中から景色を眺めながら食事をするのもおすすめです。筆者も利用しましたが、清潔で快適に休憩することができました。
下山後には、ヤビツ峠の近くにある「護摩屋敷の水」と呼ばれる湧き水をくんで帰るのも忘れずに。三ノ塔がある秦野は、環境省の名水100選にも選ばれている名水の町。お土産にするのもよいですね（※飲む前に煮沸が必要です）。
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冬に登ってよかった山：大山
「大山（おおやま）」は、三ノ塔と同じく丹沢エリアにある標高1252mの山です。ケーブルカーを使って標高約700mの大山阿夫利神社まで一気に上がり、そこから山頂までは90分ほど。
筆者が冬に訪れたときは、登山道の一部が凍結し山頂付近に雪が積もっていましたが、チェーンスパイク（または軽アイゼン）を装着し、寒さ対策をしていれば登ることができました。
大山の魅力は、相模湾や伊勢原の街並みが一望できる景色。特に冬は天気が安定していて空気が澄んでいて、視界をさえぎる葉も落ちているため、クリアな景色を見ることができます。
都心からアクセスの良い大山は、春から秋にかけては多くの観光客や登山客でにぎわいますが、冬は比較的人が少ないのもポイント。喧騒を離れて、マイペースに静かな山歩きが堪能できます。
登山の前後には、初詣がてら大山阿夫利神社に立ち寄ったり、神社に隣接するカフェでお茶やコーヒーを飲みながら体を温めたりするのもおすすめです。
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