買うなら「iPhone 16e」と「iPhone 15」どっちが良い? 各スペックを比較してみた【2025年3月版】
Appleは2月28日に、iPhoneシリーズの新モデル「iPhone 16e」を発売しました。手頃なiPhoneの新モデルを待っていた人にとっては、待望の一台が登場したと言えます。とはいえ、その一括価格は10万円前後まで上がっており、Apple Storeオンラインで併売されている旧モデル「iPhone 15」も比較検討候補として挙がってきそうです。ここではiPhone 16eとiPhone 15の主な仕様の違いについてピックアップして比較していきます。
Appleは2月28日に、iPhoneシリーズの新モデル「iPhone 16e」を発売しました。手頃なiPhoneの新モデルを待っていた人にとっては、待望の一台が登場したと言えます。
とはいえ、その一括価格は10万円前後まで上がっており、Apple Storeオンラインで併売されている旧モデル「iPhone 15」も比較検討候補として挙がってきそうです。
ここではiPhone 16eとiPhone 15の主な仕様の違いについてピックアップして比較していきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
ディスプレイはiPhone 15の方が高輝度
ディスプレイサイズは「iPhone 16e」も「iPhone 15」も6.1インチです。どちらも画面上部にノッチがあるデザインが採用されています。そのため、パンチホール型のインカメラとUIが連動する「Dynamic Island」などには非対応です。
解像度や画素密度の数値には若干の差がありますが、おそらく認識できる差ではないでしょう。200万:1のコントラスト比や、P3の広色域も共通しています。
両モデルに差があるのはディスプレイ輝度です。iPhone 16eでは通常時の最大輝度が800ニト、HDRコンテンツ表示時のピーク輝度が1200ニトですが、iPhone 15はそれよりも高く、通常時の最大輝度が1000ニト、HDRコンテンツ表示時のピーク輝度が1600ニト、屋外でのピーク輝度が2000ニトになっています。
そのため、屋外利用の頻度が高い場合には、iPhone 15のディスプレイの方が視認性に優れていると感じるかもしれません。
カメラはシングルとデュアルで異なる
背面カメラに関しては、iPhone 16eがメインカメラ(4800万画素)のみのシングルカメラ、iPhone 15がメインカメラ(4800万画素)と超広角カメラ(1200万画素)のデュアルカメラシステムを搭載している点が異なります。
広い範囲を写せる超広角撮影を行いたいならiPhone 15の方が適しています。センサーの中央の画素を使って擬似的に2倍ズームをする機能はどちらも対応しているので、iPhone 16eでもちょっとした望遠撮影は可能です。インカメラについては、スペック面の差はありません。
撮影機能については、解像度などの仕様面の数値はほぼ変わりませんが、対応する機能がいくつか異なります。例えば、背景をぼかせる「シネマティックモード」や、ジンバルを使ったような滑らかな撮影ができる「アクションモード」などは、iPhone 16eは非対応でiPhone 15が対応しています。一方で「風切り音の低減」や「オーディオミックス」といった機能はiPhone 16eしか対応していません。
プロセッサー性能はiPhone 16eの方が有利
搭載するプロセッサーは、iPhone 16eが「A18」で、iPhone 15が「A16 Bionic」です。2025年4月以降のアプデートで日本語対応も予定されている「Apple Intelligence」や、AAAタイトルのゲームプレイなどに対応しているのは前者のみ。生成AIを使った機能に興味がある場合には、iPhone 16eの方が魅力的に見えるでしょう。
またプロセッサーの世代差が影響しているのか、バッテリー持ちの時間もiPhone 16eが長くなっており、ビデオ再生(ストリーミング)の場合の時間を比べると、iPhone 16eが最大21時間、iPhone 15が最大16時間です。この辺りは、廉価モデルといえども、新機種の方が魅力的に思える部分です。
アクションボタンの有無とMagSafeの対応をチェック
最後は、その他の仕様について。まずボディーサイズや重さの差は微々たるものなので、気にしなくて大丈夫でしょう。
認識しておきたい差は2つあります。1つ目は、端末側面に「アクションボタン」が搭載されているのはiPhone 16eの方だけであることです。iPhone 15では従来の消音スイッチになっています。
2つ目は、対応機器を背面に磁力で固定できる「MagSafe(マグセーフ)」について、iPhone 16eが非対応ですが、iPhone 15は対応しているという差があることです。どちらもQi(チー)規格のワイヤレス充電に対応していますが、Qi2をサポートしているのはiPhone 15のみです。
Apple Storeオンラインでの価格を比較
最後に価格をおさらいしておきましょう。iPhone 16eとiPhone 15のApple Storeオンラインでの価格は、以下の通り。表記は税込です。
- iPhone 16e
128GBモデル:9万9800円
256GBモデル:11万4800円
512GBモデル:14万4800円
- iPhone 15
128GBモデル:11万2800円
256GBモデル:12万7800円
512GBモデル:15万7800円
いずれの容量も差額は1万3000円。この価格差と機能差をよく考えて検討する必要がありそうです。
今売れている「SIMフリースマートフォン」最新ランキング
無料でお試し 音楽聴き放題!
Apple Gift Cardで、楽天ポイントがたまる・使える!
Google Play ギフトコードで、楽天ポイントがたまる・使える!
おすすめレビュー記事をチェック!
関連記事
【買って良かった】Amazonで6000円で買える「高機能中綿ウェア」が軽くて蒸れなくて暖かくて最高だった 帝人の「Octa cpcp」を使用
さまざまな高機能中綿ウェアを買い漁っている筆者が今回見つけたのは、帝人の高機能中綿「Octa cpcp」を使用したシャツジャケットでした。Amazonでも手軽に購入できる「SETOUT デュラブルウォームシャツ」のデザインから着心地、防寒性能までレビューしていきます。【ワークマン】1900円で買える「高機能中綿アウター」は真冬も使える? 1月並みの気温の日に薄着と合わせて試してみた
機能性とコスパを両立するラインアップが特徴のワークマン。今回は、ワークマンで高機能中綿「ソロナ(ソロナオーラ)」を搭載したジャケットを1900円で購入したので、防寒性能を実際に着て試してみます。【ワークマン】筆者の激推し“高機能中綿”を使ったジャケットが1900円で売っていたので即買いしてしまった話 軽くて蒸れなくて暖かい超快適素材
機能性とコスパを両立するラインアップが特徴のワークマン。今回は、ワークマンで筆者が激推ししている高機能中綿「ソロナ(ソロナオーラ)」を搭載したジャケットを見つけて購入したので、ソロナと商品の魅力について紹介していきます。【買って良かった】Amazonで1800円で買った「ヘビーウエイトTシャツ」が夏はもうこれでいいやと思わせるデキだった
ここでは、筆者がネットショップで見つけた安いのに品質が良いおすすめ「ヘビーウエイトTシャツ」を紹介します。【買って良かった】東レの高強度素材「鎧布」を使ったサコッシュの丈夫さが異常だった話 10年使ってもキズ・ヘタレ無し
「サコッシュ」は取り回しが良いだけでなく、ファッションのアクセントにもなる便利なバッグです。とはいえバッグは普段から持ち歩くものなので、丈夫さや収納性は妥協したくないところ。筆者が長年愛用しているのが東レの高強度素材「鎧布(GAIFU)」を使用したサコッシュです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.