折りたたみスマホ、どっちを選ぶ? 「Galaxy Z Fold7」と「Pixel 10 Pro Fold」を8つのポイントで比較【後編】(1/2 ページ)
後編となる本記事では、前編で紹介した(1)サイズ・外観、(2)ディスプレイ、(3)防水・防じん、(4)基本仕様――に続き、残りの4つのポイントを解説します。
横折り型(フォールド型)のフォルダブルスマートフォンのハイエンドモデルとして、主要な選択肢なのが「Samsung Galaxy Z Fold7」と「Google Pixel 10 Pro Fold」です。
ただし、どちらも一括25万円を超える高級機種ゆえに購入後の後悔はしたくないもの。そこで8つのポイントで、両機種の特徴を比較しつつ、どちらを選ぶべきかの判断材料を整理していきましょう。
後編となる本記事では、前編で紹介した(1)サイズ・外観、(2)ディスプレイ、(3)防水・防じん、(4)基本仕様――に続き、残りの4つのポイントを解説します。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
通信
Galaxy Z Fold7は、nanoSIMとeSIMに対応したデュアルSIM仕様です。モバイル通信の規格としては5Gのsub6およびミリ波に対応しています。下りの最大通信速度は、キャリアによって異なりますが、概ね5Gbps前後といったところ。Wi-Fiの規格は「Wi-Fi 7」を、Bluetoothはv5.4をサポートします。スマートホームや忘れ物防止タグなどで活用される通信規格では、UWBの対応は明記されていますが、次世代規格Threadへの対応表記は見当たりません。
Pixel 10 Pro Foldは、nanoSIMとeSIMに対応したデュアルSIM仕様です。こちらも5Gのsub6とミリ波に対応していますが、速度表記をみると若干の差があります。特に、上りの通信速度については、Galaxy Z Fold7が最大954Mbps(au版の場合)に対応しているのに対し、Pixel 10 Pro Foldは最大473Mbps。理論値で2倍以上の差があることを理解しておきましょう。
一方、Pixel 10 Pro Foldは、Wi-Fi 7だけでなくBluetooth v6もサポートしている点がメリット。UWBに加え、Threadの対応も明記されています。
特にBluetooth v6のサポートに関しては、ワイヤレスイヤフォンの複数機器での接続切り替えがスムーズに行えたり、ゲームプレイ時などの遅延が低減されやすかったりといった差につながる可能性もあります。
カメラ
Galaxy Z Fold7の背面カメラは、広角(約2億画素)+超広角(約1200万画素)+望遠(約1000万画素)という3眼構成です。フォルダブルスマートフォンでありながらも、メインのカメラに2億画素を搭載し、センサーサイズも前世代より44%拡大。構図によっては通常のハイエンドスマートフォンと同等以上のクオリティーで撮影を楽しめるのが魅力です。
ディスプレイ面に備わったサブカメラはメイン画面側、サブ画面側にそれぞれ配置されており、画素数は約1000万画素で共通しています。
Pixel 10 Pro Foldの背面カメラも、広角(約4800万画素)+超広角(約1050万画素)+望遠(約1080万画素)という3眼構成です。Galaxy Z Fold7の“2億画素カメラ”のキャッチーさには及びませんが、AI処理機能を前提に十分に満足できる構成だといえるでしょう。
こちらもサブカメラはメイン画面側、サブ画面側ともに約1000万画素です。
その他仕様
その他の仕様として、おサイフケータイの対応や、Qi2規格のワイヤレス充電への対応などをチェックしておきましょう。
Galaxy Z Fold7は、おサイフケータイに対応しています。普段使いの非接触決済も可能です。
また、Qi2規格のワイヤレス充電については、Qi2 Ready規格として対応しており、対応の保護ケース(マグネットリングを搭載したケース)を併用することで、充電位置が固定されて、MagSafe対応のアクセサリーや高速ワイヤレス充電などを利用できます。
Pixel 10 Pro Foldも、おサイフケータイ対応です。また、本体のみでQi2規格のワイヤレス充電に対応しており、MagSafeアクセサリーなども利用できるのがメリットです。
そのほか、USB Type-Cポートの規格や、搭載するセンサーなどをまとめた表組が以下になります。
価格・保証
最後に、Galaxy Z Fold7とPixel 10 Pro Foldのメーカー直販サイトにおける価格は、以下の通りです(執筆時点)。
Galaxy Z Fold7
- 256GB/12GBモデル:26万5750円(税込、以下同)
- 512GB/12GBモデル:28万3750円
- 1TB/16GBモデル:32万9320円
Pixel 10 Pro Fold
- 256GB/16GBモデル:26万7500円
- 512GB/16GBモデル:28万7500円
どちらも発売から7年間のOSアップデート及びセキュリティーアップデートが保障されています。高額ではありますが、長期運用を想定しておきやすい端末ではあります。
ただし、現実的には、数年後の返却を前提にしたキャリアの端末購入補助プログラムを使った方が短期的に実質負担額を抑えやすいので、ハードルは下がることでしょう。
例えば、Galaxy Z Fold7を「ソフトバンクの新トクするサポート+」で48回払いにて購入し、13カ月目に特典を申し込んだ場合(翌月末までに機種回収が必要)、支払い総額は10万2880円で済みます。まず1年間だけフォルダブルを試してみたい人にはちょうど良い選択肢です。
前編もチェック!
「SIMフリースマートフォン」最新ランキング!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.