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「Office搭載ノートパソコン」おすすめ4選 高機能モデルから手頃なモデルまで【2019年最新版】

» 2019年12月10日 15時00分 公開
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 文章作成ソフト「Word(ワード)」、表計算ソフト「Excel(エクセル)」やプレゼンテーションソフト「PowerPoint(パワーポイント)」――マイクロソフトが提供するソフトウェア群「Microsoft Office(オフィス)」を導入済みのパソコン(PC)なら、仕事からプライベートまで“即戦力”として活躍できる場面が多くなります。

 この記事では、Microsoft Office(以下「Office」)を初期導入済みのノートパソコンを選ぶ上でチェックしたいポイントと、それを踏まえたおすすめモデルを紹介します。

快適に使いたいならまずはここ 「CPU」「メモリ」「ストレージ」をチェック

 ノートパソコンを快適に使う上で欠かせないチェックポイントはいろいろありますが、特に快適性を左右するのが「CPU」「メモリ」「ストレージ」の3つのスペックです。

 CPUはパソコンの頭脳に当たるもの。Intel(インテル)製のものが主流ですが、最近ではコストパフォーマンスに優れるAMD製を搭載するものも増えてきました。両社のCPUを性能のいい順に並べると、以下のようになります。

  • Intel:Core(コア)→Pentium(ペンティアム)→Celeron(セレロン)
  • AMD:Ryzen(ライゼン)→Athlon(アスロン)→Aシリーズ

 IntelのCoreとAMDのRyzenはそれぞれの中で数字でクラス分けされていて、大きい順に性能が良くなります。Officeを快適に使いたいなら、少なくとも「Core i3」「Ryzen 3」を搭載するノートパソコンをおすすめします。

プロセッサ パソコンの頭脳「CPU」にはいろいろ種類があります(写真はIntelのCPUのロゴ)

 メモリ(メインメモリ)はパソコンの短期記憶に当たるもの。基本的には容量が多ければ多いほど、いろいろな作業で待たされず快適です。Officeを快適に使いたいなら、少なくとも4GB以上(できれば8GB以上)を最初から搭載する機種をおすすめします。

 ストレージは、パソコンの長期記憶に当たるもの。一般的にノートパソコンは「HDD(ハードディスクドライブ)」か「SSD(ソリッドステートドライブ)」のいずれか、または両方を積んでいます。

 HDDは記憶できる容量(情報量)が多い割に安価ですが、アクセス速度が遅いという欠点があります。そのため、パソコンの起動やソフトの起動の際に待たされる場合があります。

 逆に、SSDはアクセス速度が非常に高速ですが、容量が少なく高価という欠点があります。なので容量の大きい動画を保存するとあっという間に容量不足になる恐れがあります。

 「スピードよりも容量!」という人はHDD搭載モデル、「容量よりもスピード!」という人はSSD搭載モデルを選ぶといいでしょう。

SSDとHDD 読み書きのスピードを重視するならSSD(左)、記憶容量の大きさを重視するならHDD(右)を備えるノートパソコンがおすすめです(画像はイメージです)

WordやExcelをバリバリ使うなら 「ディスプレイ」をチェック

 Wordで文章を作成したりExcelで表計算シートを作ったりする機会が多い場合は、≪ディスプレイ(画面)の解像度や大きさもよくチェックしておきたいです。

 解像度は表示の密度(きめ細かさ)のバロメーター。高ければ高いほど、1つの画面にたくさんの情報を表示できます。解像度の高いディスプレイを使うと、Wordなら複数ページを表示して編集できますし、Excelならシートを一度に表示できる範囲を広げられます。WordやExcelを多用する人は、◆bgcolor=red◇「フルHD(1920×1080ピクセル)」◇以上の解像度のディスプレイを持つノートパソコンがおすすめです。

 ただ、解像度が高くなるということは、1つ1つの表示要素が小さく見えてしまうということにもつながります。Officeに含まれるソフトでは画面の拡大・縮小表示もできますが、それを多用するとかえって見づらくなってしまうこともあります。

 表示の大きさを優先する場合は、同じ解像度でも、できるだけサイズの大きなディスプレイを持つノートパソコンを選ぶと幸せになれるはずです。

解像度のイメージ 解像度は高ければ高いほど1画面に表示できる情報量が多くなります。Excelを使う場合は特に差が顕著に現れます

 Officeをメインにパソコンを使う場合、キーボードを使う機会が多くなります。それだけに、キーボードやタッチパッドもしっかりチェックしたい所です

 Excelを多用する人は、テンキー付きキーボードを備えるノートパソコンを購入すると作業効率が飛躍的にアップすると思います。ただし、テンキー付きキーボードは、ホームポジション(キーボードのメイン部分)が画面からずれてしまうという欠点があります。

 それを避けたい場合は、テンキーなしのキーボードを備えるノートパソコンを選んだ上で、USBかBluetoothを介して外付けできるテンキーを別途購入するという選択肢もあります。

テンキー付き Excelを多用する場合、テンキー付きのキーボードを備えるノートパソコンが便利です。ただし、メインの文字キーと画面のバランスが崩れるため、人によっては違和感を覚える可能性があります

 タッチパッドに不慣れな人は、マウスが付属するモデルを買うとよいでしょう。もちろん、別売のものを買うのもありです。

どんなソフトが使える? 「Office」の内容をチェック

 Officeは、WordやExcelなど複数のソフトがまとまった「ソフトウェアスイーツ(ソフトの集合体)」で、入っているソフトの組み合わせによって幾つかの“エディション”があります。

 パソコンに初期導入されるOfficeのエディションは、「Office Personal」か「Office Home and Business」のいずれかがほとんどです。両者の違いはPowerPointの有無だけ。Word、Excelと、メール送受信・スケジュール管理ソフト「Outlook(アウトルック)」は共通して含まれます。

 ノートパソコンを使ってプレゼンテーションする機会がある場合は、Office PersonalではなくOffice Home & Businessが付属するモデルを選ぶようにしましょう。

エディション比較 ノートパソコンに付属するノートパソコンの大半は、Office PersonalかOffice Home and Businessのどちらかを付属しています。PowerPointを使う予定のある人は、どちらのエディションふぁ付属するのかよく確認しましょう

おすすめのノートパソコンはこれ!

 以上4つのポイントを踏まえた上で、おすすめのOffice搭載ノートパソコンをを5つ紹介します。

LIFEBOOK NH90/D2:大画面にこだわりのキーボード モニターとしても使える

 富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK NH90/D2」は、リビングルームで使うことをコンセプトに据えた17.3型ノートパソコン。店頭販売モデルにはOffice Home and Businessが付属しています。

 その特徴は何といっても“17.3型”のディスプレイ。家庭内で使うノートパソコンで一般的な15.3型よりもさらに大型で、家族みんなで一緒の画面を見て楽しめます。ゲーム機やビデオカメラをつないで楽しめるHDMI入力端子も備えています。

 テンキー付きのキーボードは打ち心地の良さがポイント。キーの位置によって押し下げ圧を3段階に変えたり、キートップをわずかに球状としたりと工夫を凝らすことで、長時間タイプしても疲れにくくなっています。

 CPUはノートパソコン向けとしてはハイスペックな「Core i7-9750H」で、ストレージは256GBのSSDと1TBのHDDを両方搭載。メインメモリは8GB(最大32GB)を備えます。Blu-ray Discドライブも付いています。「家族みんなで使う、何をしても快適なノートパソコンが欲しい」という人におすすめです。

LIFEBOOK NH90/D2(シャンパンゴールド)

LAVIE Home Mobile HM350/PA:家庭内で持ち歩くノートPC 打ちやすいキーボードも

 NECパーソナルコンピュータの「LAVIE Home Mobile HM350/PA」は、家の中で持ち歩くことをコンセプトに据えた14型モバイルノートパソコン。店頭販売モデルにはOffice Home and Business」が付属しています。

 画面を開くと本体が持ち上がる「リフトアップヒンジ」を採用していて、机において使うとキーボードに適度な傾斜が付けて打ちやすくなります。

 CPUは「Core i3-8145U」で、ストレージは256GBのSSDを搭載。メインメモリは4GB(最大16GB)を備えます。スペックと価格のバランスが比較的良く取れていることが大きな魅力です。いろいろな部屋に持ち運ぶ、家族共用のノートパソコンとしてイチオシです。

LAVIE Home Mobile

VivoBook 15 X512FA-EJ121TS:15.6型ながらコンパクトでテンキー付き

 ASUSの「VivoBook 15 X512FA-EJ121TS」は、液晶の周囲の縁を狭めることでコンパクト化した15.6型ノートパソコン。Office Home and Business 2019が付属します。

 通常の15.6型ノートパソコンよりもボディーがコンパクトなので、バッグに入れて持ち歩くことも容易。コンパクトながらテンキー付きなので、Excelを多用する人にもうれしいです。

 CPUはCore i5-8265U、ストレージは256GB SSDを搭載。メインメモリは8GB(増設・換装不可)です。12カ月間の国際保証が付帯するので、海外にノートパソコンを持ち出すことがある人にもおすすめです。

VivoBook 15

dynabook EZ15/LB:Office入りノートパソコンを価格優先で探している人へ

 Dynabookの「dynabook EZ15/LB」は、同社がWeb限定で販売している15.6型ノートパソコンです。Office Personal 2019が付属します。

 テンキー付きのキーボードを備えていて、Excelを多用する人には便利。DVDスーパーマルチドライブも搭載しているので、データのやりとり方法も充実しています。

 CPUはCeleron 3867Uで、メモリは4GB(最大16GB)。ストレージは500GBのハードディスクを備えます。

 Officeを付属する日本メーカーのノートパソコンとしては最廉価なものの1つです。「PowerPointは不要でそこまでハイスペックじゃなくていいから、とにかく安いOffice付きパソコンがほしい!」という人はぜひチェックしてみてください。

dynabook EZ15/LB

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