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ロボット掃除機「ルンバ」おすすめ3選【2020年最新版】

» 2020年02月23日 13時00分 公開
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 ボタンを押すだけで、部屋を隅々まできれいに掃除してくれる「ロボット掃除機」。その代表格ともいえるのが、米iRobotの「ルンバ(Roomba)」です。

 ルンバは機能や性能によってシリーズ分けされており、どれを選ぶべきなのかわからない人も多いでしょう。この記事では、ルンバの性能や選び方のポイントをチェックしつつ、それを踏まえたおすすめ機種を3つ紹介します。

ルンバe5 「ルンバ」にもいろいろあります(写真は「ルンバe5」)

製品によって意外と違う 「ナビゲーション技術」をチェック

 掃除機で最も重要なのがゴミの収集能力……なのですが、ルンバを含むロボット掃除機ではどのような範囲を掃除できるのか、言い換えると「ナビゲーション技術」が重要です。

 ルンバのナビゲーション技術は「iAdapt(アイアダプト)」と呼ばれています。センサーやカメラを使って、自分の位置を把握したり部屋の間取り図を作成したりして、効率よく掃除できることがウリです。

 このiAdaptはバージョンによって機能が異なります。iAdapt 2.0では、掃除を終える度に間取り図を破棄しますが、iAdapt 3.0では間取り図を学習して記憶します。iAdapt 3.0対応モデルでは、最大で10個の間取り図を作成して、清掃する部屋をスマホアプリから選択して指示することも可能です。

 つまり、バージョンが高いほど賢いということです。iAdapt 2.0は「Roomba 900シリーズ」、iAdapt 3.0は、最上位にあたる「Roomba iシリーズ」に搭載されています。

iAdapt 3.0 iAdapt 3.0の間取りを把握するイメージ

吸引力はどう? 「モーター」「ブラシ」を比較

 掃除機としての本分であるゴミの除去能力に一番影響を与えるのが、吸引力です。これはルンバを含むロボット掃除機も例外ではありません。

 ルンバで最も吸引力があるのは「Roomba 980」という製品で、強力な吸引力をもつ「G3モーター」を搭載しています。カーペットや段差のある場所を掃除する際に、自動的に吸引力を強くする機能もあります。

 一方でG3モーターを搭載しない「Roomba i7」「Roomba i7+」などは静音モーターを搭載していますが、980と比べると吸引力は控え目です。

 モーターと並んで吸引力を左右するのが「ブラシ(ローラー)です」。Roomba i7/i7+や「Roomba e5」は「ゴム製デュアルアクションブラシ」を、「Roomba 900シリーズ」と「Roomba 800シリーズ」は「Aero Forceデュアルアクションブラシ」、「Roomba 600シリーズ」は「ゴム製でブラシ形状のローラー」を搭載しています。

 デュアルアクションブラシは、2本のゴム製ローターを使い、床面に密着させることで、モーターの吸引力を最大限に生かしつつ、髪の毛や糸くずなどを吸い取ります。

 一方で、Roomba 600シリーズのローラーは、構造の都合で髪の毛や糸くずなどが詰まりやすく、デュアルアクションブラシと比べるとメンテナンスの手間が掛かります。

ブラシとローラー ゴム製デュアルアクションブラシ(左)、Aero Forceデュアルアクションブラシ(中央)、ゴム製とブラシ形状のローラー(右)

微細なゴミも吸える? 洗える? 「フィルター」「ダスト容器」をチェック

 吸引したゴミをためておく「ダスト容器」には、細かいゴミをキャッチするフィルターが付いています。いくらモーターや吸引ローターの性能が良くても、フィルターの性能が低いと意味がありません。

 Roomba 900シリーズとRoomba 800シリーズでは、空気清浄機などにも使われている「HEPAフィルター(※)」を採用しており、0.3μmの微細な粒子を90%以上も取り除けます。

(※)HEPA=High Efficiency Particulate Air Filter:高性能空気清浄フィルター

 一方、ダスト容器の手入れのしやすさで選ぶなら、ダスト容器を水洗いできるRoomba i7/i7+/e5がおすすめです。

 特にRoomba i7+は、ダスト容器にたまったゴミを自動ゴミ収集機の「クリーンベース」が自動で吸い取り、クリーンベース内の紙パックにゴミを蓄積するようになっています。紙パックには、ダスト容器30杯分のゴミを収納できるため、掃除が終わる度にゴミを捨てに行く必要がありません。ただし、クリーンベースの紙パックは使い捨てなので、必要に応じて買い増す必要があります。

水洗いできる出すと容器 ダスト容器を水洗いできる製品もある
roomba Roomba i7+にはクリーンベースが付属する
roomba クリーンベースの交換用の紙パック3枚セット

おすすめのルンバはこれ!

 上記のポイントを踏まえて、おすすめのルンバを3機種紹介します。

Roomba i7+

 自動ゴミ収集機と充電台を兼ねる「クリーンベース」が付属しています。掃除が完了してクリーンベースに戻ると、本体がダスト容器にためたゴミを密封型紙パックに自動排出してくれます。

 現時点ではルンバの中で一番高価なモデルではありますが、スマホアプリからの操作はもちろん、「Amazon Alexa」または「Google アシスタント」に対応するスマートスピーカーを使った音声操作にも対応しています。

Roomba i7+ Roomba i7+

Roomba 980

 ルンバの中で最も稼働時間が長く(公称で120分)、バッテリー残量に応じて清掃途中でも自動で充電しに行き、充電すると清掃を再開する機能を備えます。

 ルンバの中で最も吸引力がある製品でもあります。iAdaptのバージョンは2.0ですが、最新機種にこだわらなければ、今でも性能は十分です。

Roomba 980 Roomba 980

Roomba e5

 ルンバの中で最もコストパフォーマンスが良いとされる機種です。吸引力は「Roomba 643」の約5倍とされています。iAdaptはバージョン1.0で、部屋をランダムに走行します。

 ダスト容器が洗えたり、スマホアプリやスマートスピーカーと連携したりすることも可能です。

Roomba e5 Roomba e5

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