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「ドコモのスマホ料金プラン」どう選ぶ? ポイントは3つ【2020年最新版】

» 2020年03月01日 15時00分 公開
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 3月になりました。進学や転職といった新生活に踏み出す人が多くなる頃合いです。

 自分や家族の携帯電話を買い換えようと考える人も少なくないと思います。携帯電話ショップの店員さんから「新しい料金プランがありますよ」と勧められることもあるでしょう。

 店員さんからの声がけの有無はともかく、「最近携帯電話料金が高いなぁ……」と思うことがあるなら、料金プランが自分に合っているのかどうかチェックするべきです。

 この記事では、NTTドコモのスマートフォン向けのプランが自分に合っているかどうかを検討する上で確認したいポイントを3つ紹介します。(料金は全て税別です)

2択 ドコモの料金プラン、どうする?

ポイント1:毎月のデータ通信容量はどのくらい?

 現在ドコモのスマホで契約できる料金プランは、「音声通話」「パケット(データ)通信」「ネット接続(spモード)」の3サービスがセットとなっています(別々に契約する必要がありません)。その月額料金を一番大きく左右するのがデータ通信量です。

 Wi-Fi(無線LAN)を経由しないデータ通信量が1カ月当たり8GBを超える場合は「ギガホ」がおすすめです。ギガホは月間30GB(現在はキャンペーンで月間60GB)まで高速なデータ通信ができる上、それを超過した場合でも最大1Mbpsで通信できます。

 「1Mbps」という速度は、さすがに動画の視聴には厳しいですが、メールの送受信、SNSの利用や音楽のストリーミング用途であれば意外と実用できます。

ギガホ増量 1カ月のデータ通信量が8GB以上の人は「ギガホ」の方が料金面で有利です。現在は「ギガホ増量キャンペーン」で、月間60GBまで高速データ通信を利用できます(終了時期未定)

 一方、1カ月のデータ通信量が7GBまでの人は「ギガライト」がおすすめです。

 ギガライトはデータ通信量に応じて月額料金が変わる仕組みとなっています。「家と職場の両方でWi-Fiを使える」「データ通信を使うのは、せいぜい文字主体のSNS」という人なら、より料金を抑えられるはずです。

ギガライト ギガライトの料金は、月間のデータ通信量に応じて4段階用意されています(「定期契約あり」のプランは、2019年10月1日以降の契約分の条件)

 なお、データ通信量が足りなくなった際の「1GB追加オプション」は1000円です。容量超過時に、指定した回数(容量)まで1GB追加オプションを自動購入する「スピードモード」というサービスもあります(事前申し込みが必要)。

 ギガライトを契約している人で、1GB追加オプションやスピードモードを1カ月に2回(2GB分2000円)以上使う場合は、先述の通りギガホを契約した方がおトクです。

1GB追加オプション 1GB追加オプション(画像)またはスピードモードを1カ月に2回以上購入する場合は、ギガホがおすすめです

電話はする? しない? するならどのくらい?

 スマホも携帯電話。特に仕事でも使っている場合は通話をよくする人もいると思います。

 現行のスマホ向け料金プランでは、一部を除いて電話(音声通話)の料金は従量制、つまり通話した分だけ料金がかかります。通話料金は「30秒当たり20円」(※1)ですが、「ファミリー割引」のグループに入っているドコモ携帯電話宛の通話は無料です。

 日本国内の電話番号宛の通話が多い場合、定額で国内通話を(準)定額利用できるオプションサービス「5分通話無料オプション」「かけ放題オプション」の契約を検討してみましょう。

 5分通話無料オプションは月額700円で、国内宛の通話(※2)が1回当たり5分まで定額利用できます。かけ放題オプションは月額1700円で、国内宛の通話(※2)が回数や時間無制限で定額利用できます。

5分通話無料オプションは、1カ月当たり17分30秒以上通話して、かつ1回当たりの通話時間が5分以内に収まる人には5分通話無料オプションが、1カ月当たり42分30秒以上通話する人にはかけ放題オプションがおすすめです。

(※1)通話料金を通話先が決めている電話番号(「0570」「0180」で始まるものなど)は、この限りではありません
(※2)※1で挙げた通話先の他、「188」(消費者ホットライン)宛の通話、「104」(電話番号案内)の案内手数料、衛星電話/衛星船舶電話宛の通話、ドコモが特に指定する電話番号宛の通話は(準)定額の対象外です

通話オプション 国内宛の通話が多い人は、5分通話無料オプションやかけ放題オプションを検討してみましょう。

通話しない“サブスマホ”がある? 「データプラス」を検討しよう

 通常、ドコモのスマホを契約するなら、料金プランは先述の「ギガホ」か「ギガライト」を選ぶのが一般的ですが、「仕事用とプライベート用」「iPhoneとAndroidを1台ずつ」、といったように、スマホを2台併用する場合は、どちらか1台を「データプラス」という契約にすることを検討してみても良いでしょう。

 データプラスは、ギガホやギガライトの「子回線」として契約できるプランで、月額1000円で利用できます。その名の通り、データプラスはデータ通信専用契約で、SMS(ショートメッセージ)の送受信は可能ですが音声通話はできません。また、データ通信容量は親回線のギガホ/ギガライトと共用です。

 2台目のスマホでは全く通話をしない人で、2台を合算した月間データ通信容量と相談しつつ検討すると良いでしょう。

データプラス 2台のスマホを使っていて、片方では通話を全くしないのであれば「データプラス」を契約することで月額料金を大幅に抑制できる可能性があります

料金プランをシミュレーションしてみよう!

 現在ドコモのスマホで契約できる料金プランは「ギガホ」「ギガライト」と、両プランに1台プラスする「データプラス」の3種類があります。

 それ以前の料金プラン(「カケホーダイ&パケあえる」「docomo with」など)を利用している人は、それを継続することも可能ですが、利用条件によっては現行プランに移行した方が割安になる場合もあります。

 ドコモでは、オンラインやドコモショップで「料金シミュレーション」を提供しています。これを使うと、現行プランに移行した方が良いのか、旧プランにとどまったままの方が判断しやすくなるはずです。

 オンライン版の「しっかり料金シミュレーション」や、ドコモショップでのシミュレーションでは、契約情報をもとに判定してくれるので、より的確な情報を得られます。

しっかりシミュレーション オンライン版の「しっかり料金シミュレーション」では自分の契約だけではなく、一括請求しているグループ全体での料金シミュレーションも可能です

ギガホ/ギガライトについてあらましをチェック!

 最後になりましたが、現行の料金プランであるギガホとギガライトについて、適用できる割り引きと合わせて内容を確認します。

ギガホ(月額7150円)

 ギガホは、月間データ通信容量が30GB(現在はキャンペーンで60GB)まで利用できるプランです。月額基本料金は、定期(2年)契約なしの場合が7150円、ありの場合は6980円です。

 先述の通り、容量超過時のデータ通信速度が最大1Mbpsと、他のプランの「最大128kbps」よりも優遇されている他、「Amazonプライム」の1年間無料利用権など、特典も充実しています。

ギガライト(月額3150円〜6150円)

 ギガホは、月間のデータ通信容量に応じて月額料金が4段階に分かれるプランです。具体的な料金は以下の通りです(かっこ内は定期契約ありの場合の料金)。

  • ステップ1(1GBまで):3150円(2980円)
  • ステップ2(3GBまで):4150円(3980円)
  • ステップ3(5GBまで):5150円(4980円)
  • ステップ4(7GBまで):6150円(5980円)

適用可能な割り引き

 ギガホとギガライトで適用できる割り引きは「dカードお支払い割」「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」の3点です。

 その名の通り、dカードお支払い割はドコモが発行する「dカード」(※3)の保有者が対象で、月額料金の支払い方法をdカードにするだけで、月額料金が自動的に1回線当たり170円引きとなります。

(※3)三井住友カードが発行する「dカード プリペイド」は対象外です

 みんなドコモ割は、ファミリー割引の回線数に応じて得られる月額料金の割り引きです。回線数が2回線だと1回線あたり500円、3回線以上だと1回線当たり1000円が自動的に割り引かれます。

 ギガホやギガライトだけではなく、「2in1」「キッズケータイプラス」「キッズケータイプラン」以外の全ての音声通話対応プランがカウント対象なので、比較的受けやすい割り引きです。ただし、割引対象はあくまでもギガホとギガライトの契約だけなので注意しましょう。

 ドコモ光セット割は、ドコモの光インターネットサービス「ドコモ光」の契約者が対象です。ファミリー割引内にドコモ光の契約者が1人でもいれば、ギガホとギガライト(※4)の月額料金が自動的に1000円引きとなります。

(※4)ギガライト回線の場合、料金が「ステップ1」になると割り引きなし、「ステップ2」になると500円引きとなります

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