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「洗えるスマホ」の選び方 ハンドソープで洗える4機種【2020年最新版】

» 2020年04月17日 16時00分 公開
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 新型コロナ感染症が広がるなど、衛生面に気をつけたい昨今――。どうしても手にする機会が多いスマートフォンも気になりますよね。

「洗えるスマホ」の選び方 ハンドソープで洗える4選機種

 言わずもがな普通のスマホを石鹸で洗ったら故障してしまいますが、中にはハンドソープや食器用洗剤での洗浄ができる、という機種もあります。2020年の最新モデルも含めて、改めてどんな機種があるのか確認してみましょう。

洗えるスマホの選び方:防水だからって洗えるわけじゃない

 防水対応をうたうスマホは多くありますが、こうした端末にハンドソープや食器用洗剤を使うと故障の原因になります。

防水ですがハンドソープで洗うのはNGです Appleの新型「iPhone SE」は防水ですがハンドソープで洗うのはNGです

 今回取り上げる“洗えるスマホ”とは、日本国内における泡のハンドソープや、食器用洗剤の一部に対応していることを明記した製品を指しています。

洗えるスマホの選び方:従来はAndroidのミドルレンジが中心

 “洗えるスマホ”が話題となったのは2017年で、2018年以降に登場したモデルでは、対応機種はかなり限られています。大手キャリアがすでに販売を停止しているものもあり、選択肢はあまり多くありません。

京セラは洗えるスマホをいち早く製品化したメーカー。同社の「DIGNO L」製品情報サイト 京セラは洗えるスマホをいち早く製品化したメーカー。同社の「DIGNO L」製品情報サイト

 またその多くがミッドレンジ帯のモデルのため手頃な価格での購入が期待できますが、高性能なハイスペックモデルは少ない傾向でした。場合によっては、中古市場を含めて検討するのもありでしょう。

洗えるスマホの選び方:新機種ならハイエンドも選べるように

 一方、2020年6月以降に発売されるNTTドコモの最新モデルでは、改めて洗えるモデルが登場している点にも注目です。

洗えるスマホの1つ「arrows Be F-04K」の製品情報サイト 洗えるスマホの1つ「arrows Be F-04K」の製品情報サイト

 これまでにはなかったハイエンドの洗えるスマホも登場したので、普段使いで機種の性能にこだわりたい人も、スマホを洗える選択肢ができたことになります。

洗えるスマホの選び方:iPhoneやAQUOSは洗えないけど除菌シートOK

 AppleのiPhoneシリーズは、ハンドソープで洗うことこそできませんが、アルコールティッシュで拭いて洗浄できることをAppleが明言しています。

Apple「iPhone SE」 Apple「iPhone SE」

 サポートページによれば、いわゆる除菌タイプのウェットティッシュである「70%イソプロピリアルコール含有ワイプ」や「クロロックス除菌ワイプ」を使い、外表面を優しく拭き取れることが説明されています。

 またシャープの「AQUOS sense3」シリーズも、アルコール除菌シートで拭いてOKと案内されています。

 いずれも、洗剤の中にiPhoneやAQUOSを浸したり、漂白剤を使用したりすることはできませんのでご注意を。

洗えるスマホ:おすすめモデルはコレ!

 洗えるスマホは大まかに、6月以降に発売されるモデル、すでに販売されているモデル、大手キャリアからの販売が終了しているモデルの3種類に分けられます。これから長く使うなら、最新モデルの発売を待つのも手ですが、短期間や限られたシーンで使いたいならば、安い旧機種をとりあえず入手して活用するのも悪くありません。

「arrows 5G F-51A」6月下旬発売の5G対応機種

 洗えるスマホには普及価格帯の製品が多いですが、NTTドコモが発表した富士通コネクテッドテクノロジーズ製「arrows 5G F-51A」は5Gにも対応した貴重なハイエンドモデルです。

NTTドコモの富士通製「arrows 5G F-51A」 NTTドコモの富士通製「arrows 5G F-51A」

 IPX5/IPX8・IP6Xの防水・防塵性能を備え、泡タイプのハンドソープに加え、液体タイプの食器用洗剤でも洗えます。

 洗える以外の最大の特徴は、5Gの「サブ6」および「ミリ派」の両方をサポートし、最大4.1Gbpsの通信速度に対応すること。長期的な運用を踏まえた場合に、最新通信サービスの恩恵を受けられます。

 ディスプレイサイズは6.7型と大きく、解像度はQuad HD+。コンテンツビューワーとしても優秀です。また、背面には、約4800万画素(広角)、1630万画素(超広角)、800万画素(望遠)のトリプルカメラを搭載。フォトショップで有名なアドビと連携して開発した「Adobe Auto tone」機能により、自動で画質を最適化した写真を保存できる撮影機能も備えます。

「arrows Be4 F-41A」6月以降発売予定の4G端末

 同じく、NTTドコモから出たミドルレンジ向け「arrows Be」シリーズも洗えることをウリにしています。

NTTドコモの富士通製「arrows Be4 F-41A」 NTTドコモの富士通製「arrows Be4 F-41A」

 シリーズ最新モデルは、「arrows Be4 F-41A」で、6月以降に発売予定。米国国防総省が定めるMIL規格(MILスペック)23項目に準拠するタフネスモデルで、IPX5/8・IP6Xの防水・防塵性能を備えます。洗浄に関しては、泡のハンドソープが使用可能です。

 ディスプレイは5.6型のフルHD+で、背面には指紋センサーを搭載と約1310万画素のシングルカメラを搭載。仕様はシンプルながらも、便利なおサイフケータイはしっかり対応します。子どもに持たせたときに利用機能を制限できる「ジュニアモード」や、フィーチャーフォンから乗り換えたばかりでも扱いやすい「シンプルモード」などを設定できる点も特徴です。

 なお、2019年6月発売の従来モデル「arrows BE3 F-02L」も、ハンドソープや食器用洗剤で洗えるので、合わせてチェックしておきましょう。

「rafre」auの洗えるスマホ旧モデル

 auが2017年に発売した京セラ製スマホ「rafre KYV40」も少し古いですが、ハンドソープを使って洗えるスマホです。インカメラに手をかざして操作できる「クックビュー」機能も搭載しており、対応アプリの「レシピ確認」では、スマホを触らずに料理中のメニューなどを確認できます。

auの京セラ製「rafre KYV40」 auの京セラ製「rafre KYV40」

 auの取り扱い端末のページからはすでに消えていますが、中古市場では6000円〜1万2000円程度で白ロムが取引されているようです。ディスプレイサイズは5型で今ドキの端末と比べるとやや小さめ。OSはAndroid 7で少し古くなる点には注意が必要です。

「arrows M04」洗えるSIMフリー

 SIMロックフリースマホでは、富士通コネクテッドテクノロジー製「arrows M04」が代表的な洗える端末です。2017年夏に発売された機種で、MIL規格23項目に対応し、さらに1.5mの高さからコンクリートに落としても画面が割れないというタフネス仕様が特徴。ハンドソープや食器用洗剤での洗浄が可能です。現在も4万円強で販売されています。

富士通「arrows M04」 富士通「arrows M04」

 なお、2019年末に後継機として「arrows M05」も出ていますが、こちらは洗える機能を搭載していません。

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