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「曲面ディスプレイ」をどう選ぶ? テレワークにも便利なおすすめ3モデル【2020年最新版】

» 2020年07月08日 19時30分 公開
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 パソコン用のディスプレイの中でも異彩を放つのが「曲面ディスプレイ」や「湾曲モニター」と呼ばれる製品です。

LGエレクトロニクスの曲面液晶ディスプレイ「38WK95C-W」 LGエレクトロニクスの曲面液晶ディスプレイ「38WK95C-W」

 ユーザーを中心に画面が左右にカーブしているため、平面ディスプレイに比べ両端が見やすく没入感があり、映り込みも少ないといった特徴があります。

 その特徴からゲームや映像コンテンツを楽しむためのものという印象が強いですが、画面が見やすく目が疲れにくい、集中して作業を進められるなど、仕事用としても優秀な効果が期待できます。そんな曲面ディスプレイを選ぶうえで注目すべきポイントとおすすめの製品を紹介します。

曲面ディスプレイ選び:まずはサイズを確認

 ディスプレイ選びで気になるのが画面の大きさ。対角線の長さを示す〇インチまたは○型という表記でそのサイズ感が分かりますが、曲面ディスプレイは大型の製品が多く、解像度だけでなく横幅の本体寸法にも注目が必要です。

ウルトラワイドモニターは一般的なディスプレイより作業スペースがぐっと広くなる(LGエレクトロニクスのwebサイトより) ウルトラワイドモニターは一般的なディスプレイより作業スペースがぐっと広くなる(LGエレクトロニクスのwebサイトより)

 曲面ディスプレイの多くは、ウルトラワイドモニターと呼ばれる通常より横幅を広くとった製品です。通常のディスプレイやテレビと同じ感覚で購入すると、横幅が大きく設置場所に収まらない、といったことになってしまいます。

 特に30型を超える大型の製品が多いので、必ず製品の横幅を調べて、デスクの上に安定して置けるのかを確認することが大切です。

曲面ディスプレイ選び:解像度は「縦」も注目

 曲面ディスプレイは横方向の解像度が高く、それだけ表示範囲が広いのでウィンドウをたくさん並べて作業できます。ディスプレイを2台並べて使うこともできますが、曲面ディスプレイなら境目がなく、ケーブルも少なくて済みます。

 横の広がりが期待できる曲面ディスプレイですが、縦方向の解像度もチェックが必要です。今使用しているディスプレイより縦の解像度が低い製品を選んでしまうと、文書ファイルなどを縦に表示できる行数が少なくなってしまいます。

 現在販売されている曲面ディスプレイは、縦の解像度が1080ピクセル以上という製品がほとんど。買い換える前のディスプレイがフルHD(1920×1080ピクセル)なら問題はありませんが、もしWQHD(2560×1440ピクセル)など高解像度なディルプレイを使用している場合は注意しましょう。

曲面ディスプレイ選び:応答速度やリフレッシュレートは?

 ディスプレイのスペックには「応答速度〇ms」や「リフレッシュレート〇Hz」といった項目があります。ざっくり説明すると、どちらも画面表示が切り替わる速さを表す指標です。

ゲームや動画など動きの激しいコンテンツを見るならリフレッシュレートが高いほうが快適です。しかしビジネス用途ではあまり違いを感じないかもしれません(ASUSのwebサイトより) ゲームや動画など動きの激しいコンテンツを見るならリフレッシュレートが高いほうが快適です。しかしビジネス用途ではあまり違いを感じないかもしれません(ASUSのwebサイトより)

 応答速度は数値が小さいほど、リフレッシュレートは数値が大きいほど高性能ということになります。これらの性能が高いと、ゲームや動画など、動きのあるコンテンツがより快適に楽しめるようになります。

 多くの曲面ディスプレイはゲーム向けに開発されているので、これらの性能が高い製品がほとんど。ですが、ビジネス用途で購入する場合は応答速度やリフレッシュレートの違いはあまり影響がないと言えるでしょう。製品選びで迷ったときに、決め手としてこれらの性能を比較するぐらいで問題ありません。

曲面ディスプレイ選び:パソコン側の端子を確認しよう

 ディスプレイとパソコンを接続するための端子にはいくつかの種類があるので、まずはご自身のパソコンに備わっている映像出力用の端子を確認しましょう。

ディスプレイの入力端子にはさまざまな種類があります ディスプレイの入力端子にはさまざまな種類があります

 最近のパソコンでは、多くの場合テレビと同じ「HDMI」ポートを備えていると思います。そのほか、「DisplayPort(DP、ディスプレイポート)」や「Mini DisplayPort」のみだったり、ノートパソコンなどではDisplayPort機能に対応した「USB Type-C」のみだったりします。

 ディスプレイ付属のケーブルで対応できない場合、変換アダプタや変換ケーブルが必要になります。

 そもそもケーブルが付属していないディスプレイもありますので、「すぐに使えなかった」を防ぐためにも、ご自身のパソコンに必要なケーブルの種類を事前に確認しておきましょう。

「曲面ディスプレイ」おすすめのモデルは?

LGエレクトロニクス「34GL750-B」

 LGエレクトロニクスの「34GL750-B」は34型の曲面ディスプレイです。実勢価格は6万円前後(税込、以下同)です。

LGエレクトロニクスの「34GL750-B」 LGエレクトロニクスの「34GL750-B」

 横幅820mm、解像度2560×1080ピクセルのウルトラワイドモニターで、入力端子はHDMIが2つ、DisplayPortが1つ備わっています。

 DisplayPortケーブルが付属しているので、DisplayPort搭載のパソコンなら別途ケーブルを購入することなく使用できます。

ASUS「MX34VQ」

 ASUS(エイスース)の「MX34VQ」は、スタンド部分にQi対応の充電ステーションを備えた34型の曲面ディスプレイです。実勢価格は8万円前後です。

ASUS「MX34VQ」 ASUS「MX34VQ」

 横幅810.6mm、解像度3440×1440ピクセル(UWQHD)のウルトラワイドモニター。入力端子はDisplayPort1つに加えてHDMIを3ポート備えているので、ゲーム機を繋げて切り替えて利用するといった使い方もできます。

 接続ケーブルもDisplayPort用とHDMI用それぞれ付属しているので、DPかHDMI端子があるパソコンなら別途ケーブルを用意する必要はありません。

AOC「C27G1/11」

 AOCの「C27G1/11」は、3万円前後で購入できるお手頃価格な27型の曲面ディスプレイです。

AOC「C27G1/11」 AOC「C27G1/11」

 横幅は612mm、解像度1920×1080ピクセルの一般的なフルHDサイズのディスプレイです。特に横方向の解像度が大きいわけではありませんが、曲面による映り込みの軽減が期待できます。

 入力端子はHDMIが2つとDisplayPortが1つに加え、D-Sub15ピンが1つ。各端子に合わせたケーブルが3本付属しているので、ほとんどのパソコンでそのまま使用できるでしょう。

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