トイレは毎日使用するものなので、掃除も頻繁にしていることでしょう。でも知らないうちに便器に黄ばみがあったり、ノズルが汚れてしまったりしていることも少なくありません。
汚れがこびり付いてしまうと落とすのも大変! そんな時にはトイレ掃除専用の洗剤や掃除アイテムを使うのがおすすめです。今回はトイレの黄ばみやノズル汚れなど、トイレ全般の掃除で使いたい「掃除を楽にしてくれるアイテム」をピックアップして紹介します!
トイレの汚れで一番気になるのは、便器の「黄ばみ」ではないでしょうか。汚れが目立つので、しっかり掃除したいですよね。
黄ばみの多くは「尿石」です。これは尿に含まれる成分が石のように固まったもの。尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使うのが基本です(出典:サニクリーン)。
ただし黄ばみがそれほどひどくなければ、中性洗剤でも落とすことができます。一般的な洗剤とブラシを使ってこすれば落ちることも少なくありません。
それでも落ちない場合は、塩酸濃度が9%以上の強い酸性洗剤を使うことになります。この場合は肌に直接付かないようにゴム手袋をする、長袖の服を着る、などの対策は必須となります。できれば、目を守るためにゴーグルなどをすると安心です(出典:サニクリーン)。
トイレの便器や床などは頻繁に掃除をするかもしれませんが、意外と見落としているのが壁です。汚れていないように見えても、トイレの壁にはたくさんのほこりが付いていることが多いのです。
また悪臭がする場合は、尿が壁に付着してしまっていることも。トイレ用の除菌シートや酸性洗剤を活用して掃除をしていきましょう。
温水洗浄便座付きトイレでは、ノズルの汚れも気になります。
ノズルにはお湯が出る小さな穴があり、きれいにするのが難しい部分でもあります。ノズル全体を洗える洗剤やアイテムを活用し、徹底的に掃除をしていきましょう!
レックの「激落ち ワンタッチ交換トイレクリーナー ラバータイプ」は斜め形状のため、便器の中だけではなく縁部分も洗いやすくなっています。
ブラシ自体はラバータイプで便器を傷つけにくく、汚れをしっかりとこすり落とすことができます。またワンタッチでクリーナーを交換できるので、手を汚さず衛生的。実売価格は550円前後です。
ブラシではなかなか落ちない汚れや届きにくい汚れにアプローチできるのが、ライオンケミカルの「Pix 泡のトイレクリーナー」です。掃除が本当に面倒! という時にも頼れるアイテムです。
便器の水たまり部に1袋入れて、30分〜1時間程度放置します。これだけで水たまり部の黒ずみや黄ばみを落とす効果があります。その後は泡が消えるまで水を流せばお掃除完了です。
使用時に酸性やアルカリ性タイプの製品やアルコールなどと混ざると有害ガスが発生するので、混ぜない注意が必要です。またゴム手袋やマスクを使用しましょう。3個セット(9包入り)で、実売価格は750円前後です。
レックの「トイレ ノズル&すき間クリーナー」はブラシとスポンジ、そしてヘラの3つが付いている、とても便利なお掃除アイテムです。
ブラシ部分は、ノズルの穴などの汚れをかき出します。そしてスポンジ部分は傷つけずに汚れを落とすことができるので、デリケートなノズル裏の掃除に適しています。また便座や床、ふたの隙間の汚れには、ヘラが大活躍。
使い切りタイプなので、使用後はそのままごみ箱へ捨てるだけです。6本入りで、実売価格は250円前後となっています。
フローリングなどをさっと拭く「クイックルワイパー」を使っている人も多いでしょう。そのトイレバージョンが、花王「クイックルミニワイパー」です。
持ち手の長さが通常のクイックルワイパーよりも短く、約65cmとなっています。そしてヘッドの面積も2分の1となり、狭いトイレの床や壁で使いやすくなっています。特に壁は「クイックルミニワイパー」を持ち上げることで隅々まで拭けるので、溜まった汚れの掃除にぴったりです。
使い方は、市販の「トイレクイックル」を半分に切ってヘッドに付けるだけです。実売価格は1200円前後となっています。
トイレは、素手で掃除をするのに抵抗を感じてしまう人も多いかもしれません。掃除用の手袋は欲しいところです。特に酸性洗剤使用時は必ず手袋が必要です。水がある場所の掃除のため、肘までの長めのゴム手袋を用意しておくと安心ですね。
エステー「ファミリー 天然ゴム中厚手 ロングタイプ」は、中厚手で裏側の綿が植毛された状態になっています。そのため冷たさをあまり感じません。またゴムバンド付きなので袖が落ちにくく、掃除の途中で邪魔に感じることもあまりないでしょう。全長42cm、サイズはMとLがあります。実売価格は380円前後です。
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