最新ゲームとは別に、ゲームファンの心をひきつけてやまないのが「クラシックゲーム」や「レトロゲーム」と呼ばれる往年のゲームです。
古くても人気が高いタイトルはさまざまなプラットフォームに移植されたり、またはリメイクされたりして、今日でも遊ぶことができます。また、昨今注目を集めているのが、発売当時のゲーム機本体をミニチュア化し、テレビにつないで実際に遊べるミニクラシックゲーム機です。
ミニクラシックゲーム機は当時のデザインそのままに、本体を小型化した手のひらサイズのゲーム機です。
機種ごとに復刻した人気ゲームタイトルを数多く収録し、テレビやパソコン用ディスプレイなどに接続して遊べます。アーケードゲームのミニゲーム機ではディスプレイを搭載したものが主流です。
コントローラーも、オリジナルデザインのまま小型化したものなどが付属します。ただし、多くは当時のゲームカセットなどを接続することはできません。内蔵しているゲームタイトルをプレイするための専用機という位置付けです。
任天堂の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」は、家庭用ゲーム機の爆発的普及のきっかけとなった“ファミコン”を、手のひらサイズに復刻したゲーム機です。
マリオ、ゼルダ、ドンキーコングといった任天堂の名作タイトル30本を収録。希望小売価格は6578円(税込、以下同)。HDMIケーブルと電源用のUSBケーブルが付属します。
通常モデルとは別に「週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン」も販売されています。
こちらはキン肉マンやドラゴンボール、キャプテン翼など、ジャンプ作品の懐かしいゲームがたっぷり楽しめるモデルとなっています。販売価格は7000円です。
世界的にも「GENESIS(ジェネシス)」の名前で不動の地位を築いたセガの「メガドライブ」。その復刻版「メガドライブミニ」は、42タイトルという大ボリュームの収録ゲーム数も大きな魅力です。
3Dシューティングの名作『スペースハリアーII』、セガを代表する人気キャラが大活躍の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』、定番のパズルゲーム『ぷよぷよ通』や『テトリス』など、収録タイトルが遊びつくせないほど充実しています。
希望小売価格は、初期モデルデザインパッケージでコントローラー(パッド)が1個付属の「メガドライブミニ」が7678円、後期モデルデザインパッケージでパッドが2個付属の「メガドライブミニW」が9878円です。
1987年発売のゲーム機「PCエンジン」の復刻モデルが、コナミデジタルエンタテインメントの「PCエンジン mini」です。
収録タイトルは、国内向けPCエンジンに加えて、海外向けモデル「TurboGrafx-16」のタイトルも含め、計58タイトルと特大ボリューム。『グラディウス』『スーパー桃太郎電鉄II』といった人気タイトルに加えて、カルト的人気の『超兄貴』や戦術シミュレーションの入門に最適な『ネクタリス』といった、クラシックゲーム好きの心をくすぐるタイトルまで網羅されています。
PCエンジンは当時の日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)が発売元ですが、同社はすでに解散しているため、開発元のハドソンを吸収したコナミがミニゲーム機として復活しました。希望小売価格は1万1550円です。
最新モデル「PS5」が非常に入手困難な状況が続く“プレイステーション”ブランド。その元祖である「プレイステーション」からゲームに“はまった”というユーザーも多いはず。
「プレイステーション クラシック」の収録ゲーム数は20タイトル。ついついハマるアクションパズル『XI』、メタルギアシリーズの名作『メタルギアソリッド』、格闘ゲーム『鉄拳3』『闘神伝』、そして『バイオハザード ディレクターズカット』も収録されています。
アーケード(ゲームセンター)と家庭用ゲーム機でほぼ同じゲームが楽しめると人気を博したのが、SNKの「NEOGEO(ネオジオ)」です。アーケードタイプの特徴的なジョイスティックを備え、「NEOGEO mini」として復活しました。
見ての通りアーケードゲーム機をモチーフにデザインされており、3.5インチの液晶ディスプレイとコントローラーが一体となっています。外部ディスプレイやテレビに接続しなくとも遊べます。
『キング・オブ・ファイターズ』シリーズや『餓狼伝説』シリーズなどの格闘ゲームを中心に40ものゲームタイトルを収録。直販価格は1万2500円です。
セガの「ゲームギアミクロ」は、同社の携帯ゲーム機「ゲームギア」(1990年発売)を手にひらに収まるサイズで再現した“遊べるマスコット”。販売価格は5478円です。
当時のデザインほぼそのままに、タブレット菓子のケースほどに小型化しました。1.15インチのカラー液晶と本体のボタンで実際にゲームを遊べます。
ボディーカラーは4色あり、それぞれに『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『ぷよぷよ通』『コラムス』など異なる4つのゲームを収録しています。
セガの「アストロシティミニ」は、アーケード向けの汎用型ビデオゲーム「アストロシティ」をモチーフにしたミニゲーム機です。
収録タイトルはパズルゲームの『ぷよぷよ』『コラムス』、世界初の3D格闘ゲーム『バーチャファイター』など36タイトルです。
Amazonなどでの販売価格は1万1000円前後。パッド式のコントローラーや、ミニサイズのベース、椅子、看板といったオプションもあわせてゲットしたいですね。
「EGRET II mini」は、1996年に登場したアーケードゲーム機を卓上サイズで再現したクラシックミニゲーム機。1978年〜1990年代にゲームセンターで活躍したタイトーのゲームを収録しています。
『スペースインベーダー』や『エレベーターアクション』、『ちゃっくんぽっぷ』といった名作ゲームを40本収録。別売りの拡張セットでさらに10タイトルがプレイできます。
希望小売価格は1万8678円。2022年3月2日発売予定で、現在はタイトーのサイトで予約受付中です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.