寒い時期のアウトドアや街で活躍する「ダウンパンツ」。上半身にダウンジャケット、下半身にダウンパンツを身に付ければ厳しい寒さにも対応でき、真冬でもアクティブに。屋内で着用すれば、暖房を控えめにしても暖かく過ごせます。
防寒衣料は上半身に目が行きがちですが、下半身の寒さ対策をしっかりしておくと違いが実感できるもの。ここでは、寒い時期に重宝するダウンパンツを紹介します。
ダウンパンツを選ぶ際には、「FP」(フィルパワー)をチェックしましょう。FPは、羽毛がふくらむ度合いを示す単位。大きいほうがふくらむ能力が高く、空気を多く含むことで断熱効果が大きく、保温性が優れているということになります。
一般に、550〜600FP以上が良質なダウンとされており、700〜800FPは高品質なダウンです。
FPが大きいダウンを使えば、少ない量のダウンで十分な保温性を発揮できるので、軽いウェアになるといったメリットがあります。
インナーとして使いたい場合はスリムなものを選びましょう。アウターとしても使うのであれば、表面素材もチェックしておきましょう。
アウトドアブランドのものは、撥水性や強度の高い素材を採用したり、お尻の部分などに補強を施していたりと、アウトドアアクティビティで使っても安心なものが多くなっています。また、吸湿発熱素材を採用することでより保温性を高めているものもあります。
登山での使用を想定しているダウンパンツには、コンパクトにまとめられる収納袋(スタッフサック)が付属しているものも。携行がしやすく、旅行などでも活躍します。
ショッピングサイトではノーブランド品を含めさまざまな価格の商品が販売されていますが、安価なものは羽毛が抜けやすかったり、生地の耐久性が低かったりといったデメリットもあります。
アウトドアブランドの商品はキルティングを最適化することでコールドスポットを減らすなどの工夫が施され、特に屋外活動で強さを発揮します。使い方にもよりますが、予算が許す限りは高品質な商品を選ぶのが安心です。
登山・アウトドアの人気ブランド「モンベル」(mont-bell)のダウンパンツ。800FPの高品質ダウンと超軽量シェル素材を採用し、保温性と重量226gという軽量性を両立しています。
価格は1万4080円(税込、モンベル オンラインショップ価格。レディースは1万3860円)と、モンベルらしいコストパフォーマンスの高い商品です。
ダウンウェアで評価の高い、米国のアウトドアブランド「マーモット」(Marmot)のダウンパンツです。
750FPのダウンに撥水加工「down DEFENDER」を施し、水濡れに弱いというダウンの弱点を克服。雨や水に濡れてもかさ高を保ち、保温性を確保しています。公式ストア価格は1万5400円(税込)です。
高品質なダウンシュラフ(寝袋)で知られる日本のブランド「ナンガ」(NANGA)が手がけるダウンパンツです。コットンのようなポリエステル生地に難燃素材を配合した独自の難燃生地「TAKIBI」を採用し、770FPのダウンを封入。ダウンでぬくもりながら、キャンプで焚き火を楽しめます。
ぱっと見はダウンパンツに見えないクラシックなデザインも魅力的。機能性も高く、アウトドアからタウンまで冬を通じて活躍してくれます。同素材のジャケット「TAKIBI DOWN JACKET」とのセットアップも楽しめます。公式オンラインショップ価格は3万6300円(税込)です。
ミズノが誇る高性能な吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を採用したダウンパンツです。
650FPのダウンを採用し、ブレスサーモとあわせて高い保温力を発揮します。ゆとりのあるお尻まわりと、ゴムによる裾絞りのシルエット。インナーとしても、アウターとしても使えます。公式ストア価格は1万4300円(税込)です。
750FPという高性能なダウンを使用し、保温性と重量約250gという軽量さを両立しながら、6690円(Amazon.co.jp価格、2022年1月25日現在)という価格で販売されているコスパの高いダウンパンツ。ポケットがなく、丈は短めなので、インナーとしての使用に向いています。
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