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「キャリア認定の中古スマホ」のメリットとデメリットは? チェックしてみよう!【2022年2月ソフトバンク編】

» 2022年02月06日 15時30分 公開
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 性能の高い機種を中心に、スマートフォンの本体価格は上昇する傾向にあります。そんな中注目を集めているのが、中古スマートフォンです。

 従来、中古スマホは専門店を中心に取り扱われてきましたが、最近は大手キャリア自ら販売する「認定中古品も登場し始めました。普通の中古スマホとは何が違うのでしょうか。この記事では、ソフトバンクが販売する中古スマホ「SoftBank Certified」を例に紹介します。

ソフトバンク ソフトバンクが販売する中古スマホ「SoftBank Certified」は、2月6日時点ではiPhoneのみを扱っています(出典:ソフトバンクオンラインショップ)

「SoftBank Certified」ってどんな中古スマホ?

 SoftBank Certifiedは、その名の通りソフトバンクの認定中古品です。簡単にその特徴を挙げると以下の通りです。

  • ソフトバンクが販売した端末をリユースしている
  • ソフトバンクが点検の上、初期化とクリーニングを実施
  • ソフトバンクの無料保証(初期不良交換)が付帯する
  • バッテリーの残量(※1)は少なくとも80%を確保している

(※1)満充電(100%充電)にした場合のバッテリー容量

メリット SoftBank Certifiedはソフトバンクが販売したiPhoneの公認リユース品です

「SoftBank Certified」のメリットは?

 一般的に、中古スマホのメリットは新品よりも手頃な価格で購入できることにあります。それに加えて、SoftBank Certifiedには以下のようなメリットがあります。

いわゆる「赤ロム」がない

 中古スマホを購入するリスクの1つに、「ネットワーク利用制限」というものがあります。これは以下のいずれかの理由から、個々の端末単位で携帯電話ネットワークへの接続を“拒否”するように設定されたものです。

  • 端末代金に“未払い”が発生している
  • 端末が詐取された(盗難を含む)

 簡単にいえば、ネットワーク利用制限が掛かると携帯電話として使えなくなるということです。このような状態になった端末のことは「赤ロム」という俗称で呼ばれています。

 通常、携帯電話の買い取り業者はネットワーク利用制限の状況を確認した上で端末を買い取ります。しかし、買い取り後、あるいは中古スマホとして売った後に「赤ロム」状態になってしまうこともあります。利用制限が掛けられた場合は、現在のユーザーが申告しても解除することができません。

 その点、SoftBank Certifiedはソフトバンクがネットワーク利用制限をしないことを保証していることがポイントです。自分が買ったスマホが突然ネットワークにつながらなくなるという不安がないのは大きなメリットといえます。

利用制限なし SoftBank Certifiedで販売されるスマホは、いわゆる「赤ロム」になる心配はありません

手数料無料の分割払いで買える

 中古スマホは、新品と比べると手頃であることが大きなメリット……なのですが、それでも機種によっては高価になってしまうこともあります。

 その点、SoftBank Certifiedの端末は新品の端末と同様に24回の分割払いで購入できます。さすがに「新トクするサポート」(48回払い+端末回収で25回目以降の残債を免除するプログラム)には加入できませんが、分割手数料(金利)は無料なので、「スマホを買う際の負担はできるだけ減らしたい」という人にはありがたいポイントといえます。

「SoftBank Certified」をソフトバンクの既存ユーザーが購入する場合の注意点

 SoftBank Certified端末は、ソフトバンクの既存ユーザーも「機種変更」で購入できます。ただし、「半額サポート」「(新)トクするサポート」「トクするサポート+」に加入している場合は、各種特典を適用できません。


分割払い 端末は24回払いで買えます。分割手数料も無料です。もちろん、一括払いでの購入も可能です

「SoftBank Certified」のデメリットは?

 一方で、SoftBank Certifiedにはデメリットもあります。その多くは、一般的な中古スマホと共通するものです。

端末の状態が1台1台異なる(傷が付いていることもあり)

 SoftBank Certifiedで販売されるスマホは、初期化とクリーニング、バッテリー残量を始めとする各種機能点検を行った上で販売されます。

 しかし、その元になる中古スマホは別の人が使っていたものであるがゆえに、1台1台の状態が異なります。簡単にいうと、使用感を覚えたり、軽微な傷/汚れが付いていたりすることがあるのです。

 先述の通り、SoftBank Certifiedでは初期不良保証が付帯していますが、使用感、軽微な傷/汚れについては保証の対象外となります。この点は特に注意が必要です。

傷など 中古スマホゆえに、1台1台の状態は異なります。写真のように、軽微な傷や汚れが残ってしまっていることもありますが、初期不良保証の対象にはなりません

付属品がない

 SoftBank Certifiedとして販売されるスマホには付属品がありません充電に必要な「ACアダプター」や「USBケーブル」、音楽を聞いたりする際に必要な「イヤフォン」は別途購入してください。

 もちろん、購入しようとする機種と互換性のあるACアダプター、USBケーブルやイヤフォンを持っている場合は、それを流用できます。「もう持っているから、いらないんだよなぁ……」と思うことがない点は、見方によってはメリットかもしれません。

メーカーやソフトバンクが提供する延長/拡張保証(補償)に入れない

 SoftBank Certifiedとして販売されるスマホは“中古”です。そのため、メーカーやソフトバンクが提供する延長/拡張保証(補償)サービスの対象外となります。2月6日現在は中古のiPhoneのみを取り扱っているため、具体的には以下の保証サービスに加入できません。

  • Apple(メーカー)提供
    • Apple Care+ for iPhone(月額/買い切り)
  • ソフトバンク提供
    • あんしん保証パック with AppleCare Services

修理の際に問題が発生することがある

 SoftBank Certifiedとして販売される中古のiPhoneは延長/拡張保証(補償)サービスの対象外ですが、Appleが提供する有償の故障修理サービスは受けられます(バッテリー交換を含む)。具体的には、以下の拠点で修理を依頼できます(※2)。

  • Appleリペアセンター(Webまたは電話で依頼して送付)
  • Apple Store(実店舗)
  • Apple正規サービスプロバイダ(iPhoneに対応している店舗のみ)
  • 以下のソフトバンクショップ(Apple正規サービスプロバイダとして修理)
    • ソフトバンク仙台クリスロード(仙台市青葉区)
    • ソフトバンク表参道(東京都渋谷区)
    • ソフトバンク銀座(東京都中央区)
    • ソフトバンク名古屋(名古屋市中区)
    • ソフトバンクグランフロント大阪(大阪市北区)

 また、一部のソフトバンクショップでは、Apple正規サービスプロバイダへの修理取り次ぎサービスを提供しています(取り次ぎ可能かどうかは店舗に問い合わせて下さい)。

(※2)Apple Store、Apple正規サービスプロバイダ(特定のソフトバンクショップを含む)で修理する場合、作業内容によっては預かり修理となることがあります

 ただし、前のユーザーが先述の拠点“以外”で修理を行っていた場合、修理に非純正部品が使われていると正規拠点での修理が行えないことがあります

 SoftBank Certifiedでは、このことを「免責事項」としています。正規拠点で修理できなかったことを理由とする端末の返品や交換できないので注意しましょう。

一部の割引を適用できない

 SoftBank Certifiedとして販売されるスマホでは、以下の割引を適用できません。

  • U30web割
  • U30スマホおトク割

SoftBank Certifiedのラインアップ(2月6日現在)

 SoftBank Certifiedは「ソフトバンクオンラインショップ」でのみ販売されています。オンラインショップ限定の「web割」も適用可能で、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を伴う新規契約をする際に、料金プランとして「メリハリ無制限」(割引前の月額料金は7238円)を選ぶと、端末代金が2万1600円引きとなります。

 2月6日現在のSoftBank Certifiedのラインアップは以下の通りです。

iPhone 8(64GBモデル)

 iPhone 8は、2017年9月に発売されたモデルです。指紋センサー(Touch ID)を搭載しているので、マスクをしている状態でも生体認証を行えることがメリットです。

 SoftBank Certifiedでは64GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は2万1840円で、web割を適用した場合は480円で購入可能です。

iPhone 8 (出典:ソフトバンク)

iPhone X(64GBモデル)

 iPhone Xは、2017年11月に発売されたモデルで、iPhoneとしては初めて有機ELディスプレイと顔認証(Face ID)に対応しています。

 SoftBank Certifiedでは64GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は3万1200円で、web割を適用した場合は9600円で購入可能です。

iPhone X (出典:ソフトバンク)

iPhone XR(128GBモデル)

 iPhone XRは、2018年10月に発売されたモデルで、顔認証(Face ID)に対応ししています。

 SoftBank Certifiedでは128GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は3万1200円で、web割を適用した場合は9600円で購入可能です。

iPhone XR (出典:ソフトバンク)

iPhone XS(256GBモデル)

 iPhone XSは、2018年9月に発売されたモデルで、顔認証(Face ID)に対応ししています。

 SoftBank Certifiedでは256GBモデルを取り扱っています。税込み販売価格は4万1280円で、web割を適用した場合は1万9680円で購入可能です。

iPhone XS (出典:ソフトバンク)

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