Appleのスマートウォッチ「Apple Watch」シリーズには、さまざまなモデルがあります。
具体的には最新モデルの「Apple Watch Series 7」「SE」「Series 3」というラインアップに加え、「Nike」や「エルメス」といったブランドコラボもあるため、購入時に悩まれる方も多いかもしれません。
2021年11月時点で販売されている機種から、ニーズごとの選び方をまとめました。
現在販売されているApple Watchシリーズの中で、最も価格が安いのが「Apple Watch Series 3」。公式サイトでの販売価格は2万2800円(税込、以下同)からです。
2017年秋に発売されたモデルなので、仕様や機能面で最新とは言えませんが、スマートウォッチに期待する基本機能はひと通り備わっており、ワークアウトやライフログを記録するにはさほど不自由しません。
ただし、ディスプレイは旧世代デザインの四角形である点に注意。見栄え的には、他の機種に比べると劣る部分があります。また、長期的な運用を想定する場合には、OSアップデートがいつまでサポートされるか分からないなどの注意点もあります。
一方、コストを抑えつつ、機能やデザイン面で少しでも新しいモデルが良いなら「Apple Watch SE」がオススメです。
SEは2020年に発売されたコスパ重視のモデル。「Series 4」以降に採用されたコーナーがラウンドしたディスプレイを採用しています。
また機能面では、転倒検知や「ファミリー共有」設定に対応していることもポイントです。販売価格は3万2800円からです。
Apple Watchとして提供されている全ての機能を利用したい場合には、上位モデルである「Apple Watch Series 7」を選びましょう。10月に発売された最新モデルです。
同モデルは、スリープ中にも文字盤が表示される「常時表示ディスプレイ」や、心電図を記録できる「心電図」アプリ、血中酸素飽和度(SpO2)を簡易的に測定できる機能などが備わっています。
なお、適切な充電器を利用する場合、他のモデルよりも充電が早く終わるという特徴もあるので、毎日欠かさずに身につけたいというビジネスパーソンなどは、充電管理が容易になるという点にも注目しておきましょう。販売価格は3万2800円からです。
SE以上のモデルになると、スポーツブランド「Nike(ナイキ)」とのコラボモデル「Apple Watch Nike」も選択できます。価格は、SEやSeries 7の通常モデルと変わりません。
Nikeモデルは、通気性の良いスポーツバンドや、コラボモデル限定の文字盤、Nikeオリジナルのランニングアプリ「Nike Run Club」が使える、などのメリットがあります。
ランニングなどのワークアウトを主な用途として入手する場合には、検討する価値ありです。一方、ワークアウトで使うからNikeモデルを選ぶ必要があるわけではないので、同ブランドが好きかどうかで選ぶと良いでしょう。
Series 7は通常モデル、前述の「Nike」コラボに加え、ファッションブランド「HERMES(エルメス)」コラボモデルも選択できます。
エルメスモデルでは、同ブランドによる革バンドが使われているのが特徴。オリジナルの文字盤も用意され、他のモデルとは一味違う雰囲気をまとうのが魅力的です。
Apple Watchにファッションアイテムとしての存在感を求めるなら候補になるエルメスモデル。なお、販売価格は14万1800円からと通常モデルよりも高くなります。予算が充分にある場合に検討したい候補となるでしょう。
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